GLAY「愁いのPrisoner」のMV解説！セブン-イレブンタイアップソングのスケールがでかい！！

2018年11月14日、GLAYの56枚目のシングル「愁いのPrisoner/YOUR SONG」がいよいよリリースされますね。

56枚目という数字がまず圧巻ですが、それもそのはず。彼らは2019年でデビュー25周年を迎えます。

いよいよ大御所も大御所といった感じですが、どうやら近年は初心に戻るような心境もあったようです。

2010年頃を境に「GLAYのイメージが少し変わったな」という方も多いのではないでしょうか。

というのも、2010年と言うのはGLAYの自主レーベル「LSG」が設立された年。

それまでの事務所から離れ、自分たちで舵を取ることにしたというのは彼らに大きな影響を与えました。

自分たちで舵を取るのだから、どんな活動をしていくのかも、どんな音楽を世に送り出すのかも自分たちの自由。

そんな活動の中で以前の自分たちの良さ、今の自分たちの良さにそれぞれ気付く面もあったのでしょう。

自分たちのスタイルをもう一度見つめ直すきっかけになった様子をTAKUROは語っています。

今回紹介する「愁いのPrisoner」には、そういった想いが楽曲にも込められているとのこと。

昔のGLAYの楽曲はほとんどがTAKUROの作詞作曲。

そしてこの曲もTAKUROによる作詞作曲となっています。

これらの話を聞いていると「ひと昔前のGLAYが好き」という人にも響く内容を期待させますね。

そしてなんと「愁いのPrisoner」は現在日本最大手のコンビニチェーン「セブン-イレブン」のタイアップソングにも決定。

地域によってもバラツキはありますが、全国的に見るとセブンイレブンって店舗数もダントツでトップなんですよ。

このタイアップは「さすがは天下のGLAY」といったところでしょうか。

TAKUROもお店で流れるのを楽しみにしている様子を見せていました！

これに対して同じ収録曲の「YOUR SONG」はスペシャルオリンピックス日本公式応援ソングに。

スペシャルオリンピックスは知的障害者向けにスポーツの場を提供する団体。

今やその規模も世界に広く渡っています。

「国境や全てを超えて楽しめる曲」とTERUが話すように、分け隔てのない優しさが込められた曲になっているのではないでしょうか。

そして10月23日、シングルのリリースに先駆けて「愁いのPrisoner」ショートバージョンのMVがYoutubeにて公開されましたね！

ショートバージョンと言ってもその内容は2分45秒と、十分に堪能できる長さになっております。

ここからがこの記事の本題。

MVについてじっくりと解説していきます。

映像は地平線の見える広大な大地に走る一筋の一本道から幕を開けます。

その無限に広がる景色のワクワクを湛えるかのように鳴り響くギターの音色。

日本のロックバンドでこの景色がこれほどに似合うバンドは、GLAYを差し置いては居ないのではないでしょうか。

彼らのサウンドはどこか洋楽的でスケールの大きいもの。

この曲も壮大な映像とよく溶け合っています。

イントロに入ると、耳を惹くのはTAKUROのギターソロ。

全身を黒で統一した衣装と、レスポールギターを抱えたその姿はこれぞロックスターの佇まいといった感じ。

対する他のメンバーもそれぞれのキャラクターで魅せてくれます。

ベースのJIROはカジュアルな服装が若々しいイメージで良く似合うし、HISASHIも中性的な個性を突き通した相変わらずの様子。

GLAYのメンバーってそれぞれに負けず劣らずの魅力があって、すごくバランスが良いですよね。