【今夜だけ俺を/菅原卓郎】MVでトレンディエンジェル斎藤と異色コラボ！コンセプトアルバムをリリース！

大人気のロックバンド、9mm Parabellum Bullet。

様々な夏フェスでも常連の彼らのことを知らない音楽好きはほとんどいないでしょう。

そのボーカル＆ギターを務める菅原卓郎が最近、ソロ活動に力を入れていることはご存知でしょうか？

今回は、菅原のソロ・アルバム『今夜だけ俺を』をご紹介します。

このアルバムは菅原曰く、「平成最後のオルタナ歌謡曲」として制作されました。

事の発端は、菅原が2017年に行ったソロツアー「菅原卓郎SORO SORO SOLO TOUR」の準備中にさかのぼります。

それまでのソロツアーはすべて弾き語りで回っていた菅原ですが、上記のツアーはバンドを従えて回っていました。

そこで「新曲をやりたい」と思ったものの、当時の菅原は9mmのツアー準備で手一杯。

曲を作る時間がない、ということで、楽曲を他の人に依頼しようと決意します。

そのときに白羽の矢を立てたのが、9mmメンバーの滝善充と、音楽プロデューサーのいしわたり淳治。

菅原がかねてから好きだった歌謡曲をやりたいということで、滝にメロディを、いしわたりに歌詞を依頼したそうです。

こうして生まれたのが『今夜だけ俺を』に収録された6曲だといいます。

菅原は、今作の楽曲制作にあたり、何人か自分のイメージするシンガーの名前を挙げたそうです。

そのうちの一人が、ジュリーこと沢田研二。

滝・いしわたりの両名に「俺を沢田研二にしてください！」との依頼をし、出来上がったのが今作なのです。

9mmと歌謡曲の関係は、今に始まったものではありません。

もともと彼らの楽曲は、ハードロックやメタルの要素は強いものの、メロディ自体はかなり歌謡曲チック。

日本人の心に訴える絶妙にセンチメンタルな歌詞と、それを盛り上げるメロディとが特徴です。

さらに9mm×歌謡曲といえば、2010年には、山本リンダの「どうにもとまらない」をカバーしました。

歌詞とメロディはそのまま、9mmらしさ全開にアレンジしたこの曲は、山本リンダ本人から絶賛されたそうです。

ここからは、『今夜だけ俺を』に収録された6曲を紹介していきます。

まずは表題曲、「今夜だけ俺を」です。

MVには、トレンディエンジェルの斎藤司が登場しています。

この2名は昨年、フレンズのライブにて両者がゲストとして出演した際に知り合ったそうです。

1人の歌謡スターを菅原と斎藤とが演じる今作は、9mmではなかなか見られない、コミカルな雰囲気。

ハンドマイクで歌う菅原と、その特徴をうまく捉えた斎藤のパフォーマンスは必見です！

歌い出しの歌詞を紹介しました。

イントロのリズミカルなギターともども、いかにも歌謡曲！な雰囲気を醸し出していますよね。

愛する人に「今夜だけ俺をかくまってくれ」と歌うこの曲。

一度聴いたら絶対に忘れないであろうサビは、ぜひ動画の方でチェックしてみてください。