西野カナ「もしも運命の人がいるのなら」の歌詞＆作曲が知りたい！

今この一瞬のひと時にも世界のどこかで誰かが好きな人と恋に陥っているというのに、私にはまだ運命の人が現れて来ません。

歌詞の前段では、「ロマンチック」な恋と出会う理想主義と「出会いのリアル」を諦める現実主義が入り交じる矛盾した女の子の、しかもまだ叶わぬ恋心を唄っています。　

まだ見ぬ運命のアナタはきっとやって来てくれるのでしょうか。私は一人でズーっと待っているのに、アナタは一体どこで寄り道をしているの。

『早く私を迎えにやって来て』と、待ちくたびれる自分に気がついています。

いつか、白馬に乗った王子様が、きっと迎えに来てくれるでしょう。乙女の切ない恋想い。あるいは、理想の恋への憧れ。

未だ見ぬ運命の人が具体的にいるわけではありません。

私はここにいるのよ。早く迎えに来てちょうだい。貴方は何をしているのかしら、ともうあらぬ焦りを感じています。

「恋に恋する乙女心」は思春期の女子なら誰にだってあります。

理想的な恋をする、運命的な人との出会いは待てど暮らせどやってこない。

キュートな心の画像に投影するあのカレは、一体どこで寄り道をしているのでしょうか。

私は今も一人でアナタが迎えに来てくれるのを待ちわびている、という少女特有の甘酸っぱい恋心を、西野カナの「もしも運命の人がいるのなら」は、見事に綴っています。

まさに未成熟な少女が理想的な恋に憧れていくさまを、キュウキュウと唄いあげています。

「もしも運命の人がいるなら」は、西野カナが2015年4月29日にリリースした26作目のシングルです。

オリコンチャート週間最高順位で11位にランクされ、シングルとしては、ダブルプラチナを獲得しましました。

この切ない乙女の恋心を綴った歌詞にも関わらず、小気味良いテンポの曲なので、2016年の「第88回選抜高等学校野球大会」の開会式入場行進曲に採用されました。

加えて、会場最寄駅の阪神線甲子園駅ホームの「電車接近中メロディ」としても使用されました。