視点が「僕」に戻ってきました。

当然「僕」からは、「君」の本音など分かりません。

「僕」は、「君」が離れて行ってしまうことを危惧しています。

ここで、より直接的に花を連想する表現も登場しました。

2人は今現在を精一杯に生きています。

その姿は、生命力にあふれた花のように美しいものです。

そしてすべての花に花言葉があるように、2人の人生も特定の意味を持っているのかもしれません。

歌詞はここで終わってしまい、2人の今後は聴く人の想像に任されています。

タイトルに込められた意味は?

曲中にも登場するフレーズ

ここで、少しタイトルにも目を向けてみます。

タイトル「メイビーネイビー」は、歌詞の中では英語表記になって登場しています。

「ネイビー」は本来、海軍を表す英単語でした。

海軍の制服が紺色だったことから、紺色そのものを表す意味でも使われています。

日本では、紺色という意味で使われることの方が多いイメージです。

また、紺をファッションに取り入れることで、落ち着いたイメージを与えることができます。

そして前半の「メイビー」は、「多分」という意味の英単語です。

曲名を直訳すると「たぶん、紺色」となるでしょうか。

「僕」の心情を表している?

もう少し深読みすることもできるかもしれません。

前述の通り、紺色のアイテムは「落ち着いていてクールなイメージ」を与えることができます。

これは、「僕」の心情を表している色ではないでしょうか。

曲中では、「僕」は何度も落胆させられネガティブでいることが多いです。

ですが、「君」との関係に絶望しきっているわけではありません。

ポジティブすぎず、かといってネガティブなわけでもない。

時々ネガティブの方に触れたりはしますが、「僕」はいたって冷静、落ち着いているのです。

完璧に落ち着いているわけではないから、「メイビー」。

そして落ち込んでいるわけではなないよ、という意味で「ネイビー」なのではないでしょうか。

余談ですが、2つの言葉は響きが似ていて、韻を踏むように歌えるのも楽しいところです。

マカえんが歌う恋物語

マカロニえんぴつ【メイビーネイビー】歌詞の意味を解釈!君が見ていたものって?花言葉に託す想いを紐解くの画像

いかがでしたでしょうか。

今回は、「マカロニえんぴつ」の「メイビーネイビー」を解釈してきました。

「マカロニえんぴつ」の楽曲には、他にも恋愛にフォーカスしたものがあります。

恋愛という視点から切り取って、マカえんワールドを楽しんでみませんか?

これまで気づかなかった、新たな解釈や視点が見つかるかもしれません。

意味深なタイトルのマカロニえんぴつ「恋人ごっこ」。上質な恋愛小説かのごとく、かっちり構築された歌物語が魅力です。どのようなメッセージが込められているのか、はっとりさんが作詞した歌詞の意味を深めます。

マカロニえんぴつの「ブルーベリー・ナイツ」は2019年2月に発売されたミニアルバム「LiKE」の収録曲です。かわいらしいタイトルとは裏腹な奥深い歌詞について解説します。

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