back numberの「黒い猫の歌」

back numberの新曲「黒い猫の歌」の歌詞情報!アリーナツアー情報も♪の画像

back numberの「黒い猫の歌」は2016年8月にデジタル限定シングルとしてリリースされた楽曲です。

ベストアルバムである「アンコール」も収録され、アニメ映画「ルドルフとイッパイアッテナ」の主題歌として書き下ろされた楽曲であることでも話題になりました。

「ルドルフとイッパイアッテナ」とは?

小さな黒猫のルドルフが、頭の良い猫のイッパイアッテナと出会い協力を得ながら、はぐれてしまった飼い主の元へと帰るために模索する中で成長していく物語です。

ルドルフが外の世界へ飛び出して、色んな影響を受けたり、学んだりしていく姿は、ルドルフが黒猫ということだけでなく、「黒」というキーワードから、色んな色を混ぜて綺麗な色にならなくても自分らしければいいというメッセージを込めて作られたこの曲にぴったりです。

気になる動画再生回数は?

You tubeで公開されている公式MVはフルバージョンではないものの2,172,675 回(2017年8月17日現在)も再生されています。

back numberの公式MVの中で再生回数一位の「クリスマスソング」の再生回数である、58,120,053 回には及びませんが、「黒い猫の歌」の人気がわかりますね。

今人気沸騰中のback numberはアリーナツアーを終えたばかり!

そんなback numberは6月11日の沖縄で「All Our Yesterdays Tour 2017」というアリーナツアーを終えたばかりです。

2017年2月の幕張メッセからスタートし、全国15箇所を回ったアリーナツアーは全日程のチケットが完売し、大盛況のうちに幕を閉じました。

このことからもback numberの人気っぷりがわかりますね。

back numberの「黒い猫の歌」の歌詞情報

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映画のために書き下ろされた曲ではありますが、楽曲単体でもとても素敵な歌詞なので、今回は映画の内容は絡めず、純粋に歌詞の意味を考えていきます。

全ての頑張っている人の背中を押してくれるような、back numberらしい優しい応援歌のような歌詞になっていますので元気の出る歌詞を探している人にも見て欲しいです。

生きていくことは「数えきれない物や人に染まってゆく」こと

生まれたままじゃ生きてくのに不便で
数えきれない物や人に染まってゆく
もともとの色が見えなくなった事も忘れるくらい何度も繰り返し

本当の自分はどこにいるんだ
僕らしいって何色なんだ
足して混ぜて出来た色が
綺麗な色じゃなくても

出典: 黒い猫の歌/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

もともとの色が見えなくなっても塗り重ねていくうちに、色が見えなくなったことも忘れていくくらい、生きていくということは「数えきれない物や人に染まって」影響を受けていくものだということを歌っている歌詞です。

そんな中、「本当の自分」はどこにいるのか、「僕らしいって何色なんだ」と自分のアイデンティティーを見失って悩む姿が続きます。

色んなことを経験するたびに変わっていく自分に戸惑ったことがある人は共感できる歌詞ではないでしょうか。

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「一人ひとつずつもらえるわけじゃない」平等ではない世の中

あの家の屋根に登ったところで
見渡せるのはせいぜい隣町くらいで
もっと高いとこに登らなきゃ見えないのかな
一人ひとつずつもらえるわけじゃないのか

出典: 黒い猫の歌/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

曲名が「黒い猫の歌」であるように、ここでは屋根に登るという猫に例えた歌詞で描かれていますね。

猫の姿に重ねて、実際には自分の目指していた場所に立っても世界は見渡せず、狭い世界の中で生きていることを実感する人の姿を表しています。

そして、そんなまだ狭い自分の視野の中でも、世の中の不平等さをなんとなく学んでいく姿が見受けられます。

もともと持っているものが違うことに気づいた上で、自分は何を目指すのか、何になりたいのかと、また迷うのです。