go!go!vanillas、メジャーはアルバムデビュー

これまでの自分たちを吐き出す!

【go!go!vanillas/バイリンガール】メジャー1stシングル曲!歌詞の意味をフル解釈!の画像

2013年にインディーズデビューした4pieceバンドgo!go!vanillas(ゴー!ゴー!バニラズ)。

バンド名からして目を引きますよね。

「go!go!」は「THE」に変わる、頭に付けたらしっくりくる言葉としてボーカル・牧さんが決めたそうです。

元ネタは「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物というのがまたロックで(?)いいですね。

メジャーデビューは2014年。アルバム「Magic Number」でした。

普通はシングルが数曲出てからアルバム発売の印象があります。

まずはこれまで培ってきたものをすべて吐き出すところから始めたのでしょうか。

現に、牧さんはこのアルバムを発売した後、頭が真っ白になった時期があったそうです。

「これからどんな曲を作って行けばいいんだろう……」と思考錯誤を繰り返す毎日。

その中から完成したのが今回紹介する「バイリンガール」です。

メジャー1stシングル「バイリンガール」

初めての「女性目線」曲!

【go!go!vanillas/バイリンガール】メジャー1stシングル曲!歌詞の意味をフル解釈!の画像

2015年4月1日に1stシングル「バイリンガール」が発売されました。

失恋した女の子が口では強がりを言いながらやっぱり凹んで、でもまた新しい恋を見つける……。

go!go!vanillas初の「女性目線」の楽曲です。

牧さんはメジャーデビューして一層「お客さんはどんな曲を聞きたいんだろう」と考えるようになりました。

それで今が辛くても前に踏み出せるような、背中を押してあげるような楽曲にしようと思ったそうです。

女性目線の曲ということで、周りの女性スタッフにも意見を聞いて、何度も詞を直しました。

ちょっとメロウになってしまいそうなところを軽快なリズムに乗せて歌っています。

では、メイキングも組み込まれたMVをご覧ください。

恋に生きる主人公

まっすぐに一途に走っている女の子。大好きな彼の元へ向かっているのでしょう。

彼のためにお料理を作っても何となく彼は冷めていて、スマホばかりいじっています。

イチゴのケーキや野菜を彼にぶつけるのかと思いきや、マネキンに変わっていますね。

実際にヒトにぶつけると画面がどよーんと暗くなりそう……。

それが彼に見立てたマネキンだと、サウンドのイメージそのままにキャッチ―です。

ここの演出を初めて見たときに「上手いな~」と感心させられました。

ファンもMVに参加

途中、メイキングが挟まれます。

メンバーだけでの楽曲作成風景だけでなく、公開イベントの様子も出てきますね。

ちゃんとファンにはイベントの前から収録についての告知をして、手拍子の練習などもお願いしていたそうです。

好きなバンドMVに参加できるなんて滅多にないこと。

大阪、東京でそれぞれ250人のファンが収録に参加してこの楽曲は完成しました。

お前なんか、こうだ!

MV後半、主人公はついに彼氏に回し蹴りを食らわせます。

男性諸君、女の子を舐めているとこうなる(こともある)のですよ。

着ていたカーディガンを放り投げ、いきなりのロンダート(側方倒立回転1/4ひねり)!

と、思いきや、次のカットではハンドスプリング(前方倒立回転)をしています。

あっという間に2回ったのでしょうか。

まあロンダートだと着地が「後ろ向き」になるので、楽曲のイメージと合いませんからね。

着地を「前向き」にするために最初の部分以外はハンドスプリングを採用したのでしょう。

彼氏に決別を告げた彼女はポンポン前に跳ねていきます。

軽快さに、見ている方の気持ちもどんどん軽くなっていくようです。

「次は絶対最高の恋をするんだから!」と最後には吹っ切った笑顔を見せていますね。

曲調ととても良く合った可愛らしいMVです。

失恋なんて乗り越えろ!

どんな言葉並べて 待っていても
あなたの見てる世界 もう私はいない
絡まった指がほどけてゆく
女の武器も底をついて 疲れ果てた

馬鹿みたいに撮ったポラロイド
今じゃ天国から地獄に様変わり
ことの発端は些細 巻き戻せたなら
本当の言葉で喋るよ バイリンガール

出典: バイリンガール/作詞:Tatsuya Maki 作曲:Tatsuya Maki