【大好きな人と失恋した人へ/erica】失った恋はこんなにも切ない…！？涙なしには語れない歌詞を解釈

「あなた」といるだけで幸せだと思っていた「私」。

だから、どんなに会えなくても、待ち続けることができたのです。

しかし、一方通行の愛は強ければ強いほど、辛く切ないもので本当はもっと愛して欲しかったという本心が溢れ出してしまったのですね。

それでも、自分にもっと相手を信じる気持ちがあれば変わったのかと自分をせめる「私」。

自分はまだ好きなのに失恋してしまうと、そうやって自分を責めてしまう気持ちがたくさん出てくるもの。

相手のことを好きでいればいるほど、自分を嫌いになろうとしてしまうんですよね。

相手が悪いわけはないんだから、自分が悪かった、だから一緒にいられなくなったんだと。

実際は本当に好きという気持ちがお互いにあった恋愛ならば、その後すれ違ってしまうことに、どちらが悪いなんてないのですが...。

ericaだからこそ書ける、失恋した心に寄り添う歌詞ですね。

これからの人生も「あなた」と一緒に生きて行きたいと思っていた「私」。

初めてそう思った相手だった「あなた」から、心が離れられないのは仕方のないことです。

「あなた」と出会ったのも、一緒にいられて幸せだったのも、そして、この恋が終わってしまったといことも。

「あなた」を想って溢れる涙に、良いことも悪いことも、全てが夢ではなかったと、言い聞かせる「私」。

いつになったら止まるんだろうなんて考えてしまう失恋の涙ですが、きっと次の恋に出会えた時、一歩踏み出したい時の勇気に変わる。

そして、たくさんの涙はきっと自分を成長させてくれて、優しくさせてくれるものだから。

そう信じたいですね。

ericaの「大好きな人と失恋した人へ」の歌詞を紹介しましたが、いかがでしたか？

失恋した辛い気持ちにそっと寄り添ってくれるような歌詞でした。

また、失恋から立ち直った時にこの曲を聴くと、辛かった時の自分を責めずにこんなこともあったなあと優しい気持ちで思い出せそうですね。

歌詞に描かれているのは、苦しいほどに切ない恋愛のはずなのに、聴くと優しい気持ちになるのはericaさんの優しい気持ちが込められているから。

何度も聴きたくなる名曲ですね。