【東京事変/秘密】歌詞の意味を解説！夜に食べられるとはどんな状況？淋しさの大人的な埋め方に迫る

彼女は彼との秘め事に熱中しています。

もう周りの音も聴こえていないほどに、彼女は夢中です。

そして歌詞２段目で彼女は「孤独」を見つけようとしています。

しかし歌詞1段目に「何も聴こえない」と歌われているように、孤独もまた聴こえていないはずです。

今夜だけは、孤独をいくら探しても見つからないほどに彼女は満たされています。

彼だけを感じていたいから、TVを消してと頼んでいるのです。

先ほど彼女は素肌を引っ掻いてと、少しハードなことを頼んでいました。

それは今夜あったことを忘れないためだったのです。

朝が来てしまえば、彼はまた元の世界に戻っていきます。

肌を重ねたことを覚えていたいために、今宵の出来事を体に刻みつけるのです。

歌詞2段目は、夜通しで彼と楽しむことを表しているのでしょう。

いけないことだと分かっているほど、夜のお楽しみはヒートアップしていきます。

彼女はその絶頂の虜になっているようです。

「現在（いま）だけの気持」からは、肌を重ね合わせているときの多幸感。

また現在というこの時を強調しているように、今だけを楽しみたいという気持ちが読み取れます。

秘密がバレたときのことなんて考えずに、理性を飛ばそうとしているのでしょう。

一方で歌詞最後の「～のに」からは、現実世界に引き戻されている様子が読み取れますね。

「秘密を抱えて生きる毎日にまた戻ってしまう」そんな哀愁が漂ってきます。

闇は今宵二人に起きた秘め事のことです。

あんなに楽しかった夜も、終わってしまえば恐ろしい事実に変わってしまいます。

そのことは彼女も分かっていたはずです。

最初はお互いに淋しさから始めたことかもしれません。

淋しさから始めた関係は、いつの間にか全てを忘れるための関係になってしまいます。

不倫という事実を忘れるために、もう一度肌を重ねてしまうのです。

何度も求めてしまう彼女と、それに応じてしまう彼。

一度関係を持ってしまった男女は、もう逃げられないのかもしれません。

東京事変の「秘密」は、後先を考えずに秘密を楽しむ男女の姿が描かれていました。

二人のイケナイ関係を描いた本曲は、不倫から逃れられない理由を生々しく歌い上げています。

また歌中の彼女は、言葉一つで男性を動かすことに、ある種の快感を覚えているようにも見えました。

男を自由に操る支配感、その男の家庭や信頼関係を崩壊させてしまうかもしれない背徳感。

それらが合わさって、彼女は歯止めがきかなくなってしまったのでしょう。

不倫の恐ろしさと、その背徳感の魅力が伝わってくる名曲です。

東京事変の他の曲が知りたい方は、下の記事からどうぞ！

「キラーチューン」の名前のとおり、一度聴いてしまうと東京事変の虜になること間違いなしです。

ダンスミュージカルで流れるような楽しげな音楽が、聴いていて明るい気持ちにさせてくれます。

PVも人気を集めており、映っているのは雨に打たれながら楽しそうにしているメンバーの姿。

その中でも、可愛らしい衣装に包まれた椎名林檎さんは必見です。

東京事変の代表作の一つで、テーマは「3分間」。

3分間という時間は、どの人にとっても変わりはありません。

しかし、その時間をどう過ごすかは人によって千差万別です。

彼女たちが歌う3分間とは何を指すのか？

歌詞の中から紐解いていきます。