日本ロック界の第一線として活躍し続けているB'z
ボーカルの稲葉浩志、ギターの松本孝弘からなるユニット
1988年のデビューから第一線を走り続けてきた2人ですから、もはや誰もが知るロックバンドだと思います。
B'zの魅力は何といってもボーカルのハイトーンボイスですよね。50歳すぎた年齢を感じさせない稲葉浩志の力強い歌声は魂にぐっと響きます。
また、世界でも注目される松本孝弘は、世界トップレベルのギタリストです。マイケル・シェンカーのような個性的なトーンでB'zの楽曲をさらに輝かせていますよね。
高いプロ意識で、変わらぬ声を守り続ける稲葉浩志
フェイクを含めると4オクターブの声域を持つといわれる稲葉浩二。
特徴的な高音域はミドルボイスとヘッドボイスの中間のようだと言われていますね。
その声で長年歌い続けるには相当の努力が必要です。
稲葉浩二は喉のケアのために冷たい飲み物ではなくハーブティーを愛飲したり、年中加湿器を使用したり気を付けているそうです。
声が出なくなってから後悔するのが嫌で、念を入れてケアをするとのこと。素晴らしいプロ意識ですよね。
B'zのバラード代表曲「ALONE」
1991年にリリースされた9thシングル
「ALONE」は1991年10月30日にリリースされました。前作のホットで熱いアップチューン「LADY NAVIGATION」の雰囲気とは正反対のバラード曲となっています。
オリコン週間チャートでは2週連続首位を獲得し、ミリオンセラーを記録した大ヒット曲です。
5thアルバム「IN THE LIFE」にも収録
「ALONE」は1991年11月27日にリリースしたアルバム「IN THE LIFE」の先行楽曲でもありました。
アルバムの10番目に収録されており、3番目のサビから流れるコーラスがイントロに収録されていて、シングルバージョンとは少し違いもあります。
ドラマ「女の企業サスペンス・ホテルウーマン」の主題歌を担当
1991年10月からスタートした山崎洋子原作テレビドラマ
今まで1回完結ドラマとして作られてきた「女企業サスペンス・ホテルウーマン」を初めて1クールを通してドラマ化した時に、主題歌として起用されたのが「ALONE」です。
沢口靖子演じる主人公が、謎の自殺を遂げた恋人との間に授かった子供を育てながらホテルウーマンとして成長していくサクセスストーリーです。
「ALONE」の歌詞
夕焼けの街は 激しさをそっと 忘れてる
いつか見た空が 僕の心を帰すよ どこかに
出典: ALONE/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
「ALONE」は直訳すると「孤立した」「孤独」という意味があります。
その名前の通り、この曲の主人公も故郷を飛び出し、都会へ出てきた姿を連想させます。
都会の賑やかな喧騒の中で必死に生きている「僕」がオレンジ色に染まる街を見つめふと穏やかな気持ちになったのでしょう。
空全体が夕日に染まった空は、いつか見た故郷の空を思い出し、「僕」の心が落ち着いていく様子が分かりますね。