【何様 feat. ぼくのりりっくのぼうよみ/SKY-HI】世の中に疑問を投げかける問題作！MVあり

イケメンラッパー、SKY-HIの正体は、人気パフォーマンスグループであるAAAのメンバー、日高光啓です。

AAAではラップ担当であり、楽曲のラップパートは自身が作詞を担当することも多いそうです。

AAAの活動を続けるかたわら、ラッパーとしてSKY-HI名義でのソロ活動を開始します。SKY-HIとしては2013年8月にメジャーデビューしました。

ラッパーらしく、言葉にリズム感のある歌詞が特徴です。ラップとヴォーカルはもちろん、ステージ上でのライブパフォーマンスも魅力的です。

今回の楽曲、『何様』はアルバム『ベストカタリスト』に収録されており、何やら問題作と言われているそうです。一体どうしてなのでしょうか？

今回ご紹介する曲である『何様』の横に「feat.ぼくのりりっくのぼうよみ」と書いてあるので気になった方もいるでしょう。

これはぼくのりりっくのぼうよみというアーティストにお願いして『何様』という楽曲に参加してもらったということです。

では、ぼくのりりっくのぼうよみとはどんなアーティストなのでしょう？

なんと17歳でデビューしたシンガーソングライターでこちらもラッパーをしています。同じラッパーということで意気投合したのでしょうか？

ミュージシャンでありながら、文芸雑誌に寄稿するエッセイストでもあり、まさに言葉の使い手です。

そんなぼくのりりっくのぼうよみが参加した『何様』は一体どんな楽曲になったのでしょうか？

話題になっている『何様』のMVがこちらです↓

映像に出ている何やら妖艶な女性は女優の最上もがさん。元でんぱ組.incのメンバーであり、現在は女優として活動されています。

どうやら彼女は教師のようです。そしてそんな教師に妖艶な目で見つめられ、思わず目をそらす男子生徒。

彼がスケッチしていたのはどうやら教師の最上もがのようです。しかしそのスケッチブックを同級生たちに見られ、取られてしまいます…。

よくありそうな光景ですね。その後、彼は廊下を歩きながら、あの先生が別の男子生徒と抱き合う姿を目撃してしまいます…。

度々挿入される怪しげな白い衣服をまとい、白い紙で顔を隠した集団。人をかたどった不気味なアニメーション映像。

突如行われる裁判と手錠をかけられた少年…。

怪しく不気味な世界観が繰り広げられる謎めいたMVに仕上がっています。

このMVには社会に対する疑問が感じられます。

舞台は学校。同じ衣服に身を包んだ怪しげな人々の集団と、”魔女裁判”という歌詞とともに出てくる裁判の風景。

少しでも人と違うことをすると、「あいつはおかしい」と言われる。まるで皆で示し合わせたかのように仲間はずれにされ、いじめられる…。

そんな経験をしたことがある人も多いでしょう。これは学校に限った話ではなく、会社や部活など、あらゆる場所で起きています。

白い衣服の集団と手錠をかけられた少年の姿からは、皆同じが良しとされる社会に対する批判が感じられます。

”問題作”と言われる『何様の』のMVでは同調圧力への批判が感じられました。刺激的な映像という意味で確かに問題作かもしれません…。

では、歌詞はどうでしょうか？まだ公式には歌詞が発表されていないので、聞き取れた歌詞から探ってみました。

「上手に生きる芸当は笑顔と媚とヘイト」というのはまさに現代社会を表していますね。

なんだかんだ、笑顔で媚びへつらっている人間が上手に世の中渡っていると思いますし、意識的にそうしている人も多いのではないでしょうか？

「悪魔とデートしなきゃ手に入らない名誉」というのも、自分が名誉を手に入れるために悪いことも辞さない人々を表しているでしょう。

悲しいですが、「子どもの頃教えられた道徳とか法則があてにならないのは教えた先生こそ証拠」というのもまた事実でしょう。

MVのように生徒を誘惑して抱き合う先生は滅多にいないと信じたいですが（笑）先生という立場の人でも犯罪を犯している人が少なくないのは事実です。