アルバム「瞬間的シックスセンス」収録の切ないラブソング
カリスマ的存在として若い世代を中心に絶大な支持を得ている、あいみょん。
彼女が作る歌はどことなくカッコよくて、それでいて女性らしさも感じることができます。
そんな魅力満載な数々の楽曲を作り出している彼女。
今回紹介する「恋をしたから」という曲も、胸にスッと入ってくるような不思議な魅力があるんです!
この楽曲は、アルバム「瞬間的シックスセンス」の中に収録されています。
同じアルバム収録曲の「夢追いベンガル」「マリーゴールド」などは明るく弾けるナンバーです。
それに対し「恋をしたから」は、ほぼアコギ1本で弾き語りされるしっとりとしたバラード。
柔らかな歌声と優しいアコギの音色は、いつまでも聴いていたくなるような温かさを感じますよ!
レコーディング風景を撮影したMVが素敵!
「恋をしたから」をまだ聴いていない!という人は、ぜひ上記のMVをチェックしてみてください。
このMVは「恋をしたから」のレコーディング風景をそのまま撮影した映像になっています。
アコギを弾きながら静々と歌い上げるあいみょんの姿は、とてもカッコいいですよ!
あいみょんのレコーディング姿を見ることができる貴重な映像になっているので、
気になる方はぜひ見てみてください。
主人公は破局寸前!?歌詞の意味を解説!
しかし、深読みしてみるととても苦しくて切ない状況を歌った歌詞であることが分かるのです。
歌詞の主人公は女性。
主人公には付き合っている恋人がいるのですが、どうやら二人の関係は破局寸前の状態です。
しかし、主人公は恋人に対して好きな気持ちを捨てられない…といった物語が綴られています。
破局寸前の状態で、この主人公はどのような気持ちを抱えているのか。
歌詞を順番に追いながら、紐解いてみましょう。
1番の歌詞
周りから「諦めなさい」と言われているけど…
忘れられないものなどなくて
譲りきれない思い出ばかりで
いい加減に諦めなさいなんて
簡単に言わないで
出典: 恋をしたから/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
冒頭から、破局寸前の主人公の気持ちが綴られています。
恋人との思い出に浸る主人公。
楽しい出来事や悲しい出来事など、主人公は今まで恋人と様々な経験をしてきました。
どの思い出も主人公にとってはかけがえのないもの。
過去を振り返れるほど、恋人に対する未練が強くなっているようですね。
しかし、恋人と付き合い続けることに対して、周りからは「諦めなさい」と言われています。
なぜこのように言われているのか、詳細は分かりません。
でも、もしかしたら訳アリのカップルなのかもしれませんね。
周りの人たちは、今の恋人と別れた方が主人公は幸せになれると思っています。
しかし、所詮は他人事です。
主人公が恋人を深く愛していることを、周りの人はよく分かっていないのでしょう。
「簡単に言わないで」という歌詞。
この歌詞には「私の気持ちも分からないくせに…」という意味が込められているのだと思います。
破局が嫌で落ち込む主人公
夕方の匂いが苦しくて
夕飯も喉を通らなくってね
絵に描いたようにほら私ほんと
簡単に泣いている
出典: 恋をしたから/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
「夕方」というのは、恐らく「破局寸前の状態」を表しているのでしょう。
1日の終わりが近づいて、夕方になってきている。
その光景を「終わりが近づいてきている2人の関係」に置き換えているのだと思います。
破局する日までそう遠くないと、薄々分かっている主人公。
しかし、それを受け入れることができないのでしょう。
破局することが嫌で、そのことを考えるだけで涙が止まらなくなっています。
食欲がなくなっていたり、すぐに泣いていたりする主人公。
「明らかに元気のない状態」になっていることが分かります。
恋をすることによって主人公が得たものとは?
恋をしたから
空が綺麗と思えた
恋をしたから
明日が大好きだった
恋をしたから
貴方を知れた
出典: 恋をしたから/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん