back numberって?
back numberは2004年に結成、2011年にメジャーデビューを果たしたバンドです。彼女がバンドマンに取られ、そんな自分は型遅れ(back number)である、という意味で名付けられたそうです。
メンバーは清水依与吏、小島和也、栗原寿の3名。日常生活で起こる出来事や心情をストーリー仕立てにして曲を作り出し、多くの人々の共感を得ています。
コラボのための書き下ろし曲
「SUNSTAR TONIC」のタイアップソングとしてback numberによって書き下ろされたのがこの「泡と羊」。アルバム「シャンデリア」に収録されています。
SUNSTAR TONICは男性用のシャンプー。頭皮の皮脂をしっかりと洗うことができ、メントールが配合されているので、すっきり爽やかな洗い心地で人気です。
そのSUNSTAR TONICのイメージを軸に曲が書かれているので、タイトルの「泡」や歌詞内の「頭洗って」といったシャンプーに関連するような言葉が出てきます。
曲のテーマとしては、新生活を送る中で不安や失敗を抱えながら、自信のない自分をなんとか成長させたいと自問自答を繰り返して、懸命に前進していく若者の姿が主人公として描かれています。
モヤモヤした気持ちをSUNSTAR TONICですっきり洗い流す若い男性の物語ですね。
泡?羊?タイトルの理由
タイトルが「泡と羊」という、どちらもフワフワした感じで、一体何の曲なのか想像がつきませんね。なぜそう名付けられたのでしょう?
主人公は平凡で特別な才能もなく、自信もなく、自らを気弱な性格で羊のように弱い存在だと思っているのです。
か弱い羊がまとっているのは白いフワフワの毛だと思っていたけれど、実はそれはただのフワフワした泡で、羊の毛に身を隠していたつもりで錯覚をしていたのだという意味を込めているそうです。
「泡と羊」の歌詞を解説
それでは、「泡と羊」の歌詞をパートごとに見ていきましょう!
幸先の良くないスタート
なんでアラームが鳴らないんだ
止めた覚えも聴いた覚えも
いや考えてる暇はない
また朝飯抜きだよなぁ もう
出典: http://j-lyric.net/artist/a04fdf2/l036091.html
朝は苦手なのでしょう。どうやら寝坊をしたようです。
目覚ましをかけ忘れたのか、寝ている間に無意識に勝手に止めたのか。それすらわからない。しかし、ああだこうだと考えている暇もなく、急いで出かける準備をします。
また、と言っているので、度々寝坊をすることがあるのでしょう。
冒頭から冴えない感じで始まりますね。
好きなコの前でかっこ悪い…
脈なしのユキちゃんに無視されても
懲りずに格好つけて
足つってワーって転んで
何してるんだろ
もう頭洗って出直すもんね
出典: https://twitter.com/krtj3jr/status/912635379643072512
片思いしている「ユキちゃん」に見てもらおうとカッコつけても、背伸びしすぎて普段の自分じゃないためにおかしなことが起きる。
無理すると空回りしてしまうのですね。誰でもありますね。好きな人の前でいい格好して、逆に撃沈というパターン。
ここで「頭洗って」というフレーズ。SUNSTAR TONICの登場ですね。頭をすっきりと洗い流して、気持ちを切り替えようとしているようですね。