相手は既に結婚している
出会いがもっと早ければ
出典: Missing/作詞:久保田利伸 作曲:久保田利伸
好きになった女性が結婚していなかったら、おそらく付き合っている彼とは別れるのではないでしょうか。
二人はお互いに気持ちが通じ合っており、愛を確信している状態です。
しかし彼女は既に結婚しており、自分の家庭を壊す程の情熱は持っていません。
または婚約したのでしょうか、今ある幸せを壊すのが怖いとも考察出来ます。
もしも、二人の出会いがもっと早かったならば彼女は他の男性と結婚していなかったはずです。
彼女の震える瞳は、罪悪感を感じながらも彼に惹かれていく気持ちを抑えられない様子を物語っています。
深読みすると、おそらく彼女の結婚相手はとても優しくていい人なのではないでしょうか。
だから、彼女は相手を傷つけるのが怖いのでしょう。
忘れられない想い
矛盾した想い
I LOVE YOU 叶わないものならば
いっそ忘れたいのに
忘れられない全てが
I MISS YOU 許されることならば
抱きしめていたいのさ
光の午後も星の夜も Baby
出典: Missing/作詞:久保田利伸 作曲:久保田利伸
サビのフレーズからは、彼女との出会いを後悔するイメージが伝わります。
同時に彼女を奪いたい、といった願望も見え隠れしています。
フレーズの中でポイントなのが「I LOVE YOU」の部分で、彼女のことを心から好きだった様子がうかがえます。
触れることが出来ない愛
結ばれることのない愛だから、全てを忘れて前に進むべきなのはわかっています。
しかし、心と思考はバラバラで自分の心は彼女を忘れたくないといっているのでしょう。
歌詞から考察すると、彼女は不倫という道を選んでいません。
二人は一線を越えていないのです。
だからこそ想いだけが募っていくのではないでしょうか。
許されないことは十分承知しているけれども、もし叶うならずっと抱きしめていたい、切ない程の想いが溢れています。
本物の恋
幸せな妄想
ときめくだけの恋は 何度もあるけれど
こんなに切ないのは きっと初めてなのさ
染まりゆく 空に包まれて
永遠に語らう 夢を見た
出典: Missing/作詞:久保田利伸 作曲:久保田利伸
2番歌い出しでは、現在と過去の恋を比べている様子。
楽曲の中の男性は今までで最高の彼女を見つけていますが、既に他の男性と付き合っているのでより恋しく感じているのが切ないです。
「染まりゆく 空に包まれて」というフレーズは、心が徐々に沈んでいく様子を表現しているのでしょうか。
最後のフレーズでは、思いのある女性と付き合っていたらという想像しているのが分かります。
女性にもてる男性
ときめくだけの恋は なんどもあるけれど
出典: Missing/作詞:久保田利伸 作曲:久保田利伸
もしかしたら彼は、女性にもてる男性なのかもしれません。
これまでも何人かの女性と恋をしてきたのでしょう。
しかし、今回のように切ない程焦がれる女性に出会ったのは初めてです。
逢いたいと願えば、すぐに逢えるような恋ではありません。
彼女のことが朝も夜も、頭の中をよぎります。
二人きりで夕方まで語らうことが出来たら、どんなに幸せでしょう。
しかしそれは幻であり、叶わない夢なのです。
惹かれ合っているのに、当たり前のことすら出来ない現実が夢となって登場します。
彼女と離れたくない気持ちが永遠という言葉になって表現されているのでしょう。