I LOVE YOU 届かないものならば
見つめかえさないのに 瞳奪われて 動けない
I MISS YOU 許されることならば
抱きしめていたいのさ 光の午後も星の夜も Baby
出典: Missing/作詞:久保田利伸 作曲:久保田利伸
2番サビでは、手に入れることができそうでできないことへのもどかしさが伝わります。
この部分は久保田利伸自身も思いを込めて歌うので、より切なく伝わっているのが特徴です。
フレーズでは彼女は男性をしっかり見つめている様子で、それに答えるようにお互いが視線を逸らさず見つめ合っています。
ここから分かるのは、この二人の思いはしっかり通じているということ。
なのに恋が成就できないのは、この上なく切ないですね。
もしも自分の気持ちが届かないのであれば、あきらめることが出来るのに…。
彼女が自分を愛しているのがわかっているからこそ、あきらめることが出来ないのでしょう。
この歌詞から連想させる風景は、旦那さんと歩く彼女の姿です。
道を挟んで向こう側にいるのでしょうか。
見つめ合うことで二人だけの空間、二人だけの時間が彼らを包み込んでいます。
届きそうで届かない気持ちを、強く嘆いているようです。
気持ちを抑え、愛を感じる
彼女を感じることが出来る
黄昏に精一杯の息を吸って
目を閉じるだけ
OH, I LOVE YOU
出典: Missing/作詞:久保田利伸 作曲:久保田利伸
黄昏時に思い切り息を吸って、目を固く閉じます。
それは、すぐに飛び出して彼女を抱きしめたい気持ちを我慢する方法です。
そして彼女を感じることが出来る方法なのかもしれません。
固く目を閉じるのは、現実を見ないようにする為でしょう。
全ての現状をなかったことにして、純粋な気持ちだけで好きだと叫びたいのです。
黄昏時は、黄昏れるという言葉があるように感情的になりやすい時間帯を示します。
彼女への気持ちが高まる時に、目を閉じて彼女を思い描くのではないでしょうか。
自分のものにならない現実
僕だけの君ならば
この道をかけだして
逢いに行きたい 今すぐに
I MISS YOU 許されることならば
抱きしめていたいのさ
光の午後も星の夜もBABY
Missing you...
出典: Missing/作詞:久保田利伸 作曲:久保田利伸
もしも彼女が全てを捨てて、自分だけを選んでくれるのならばどんなに幸せなのでしょう。
彼女が自分の手を取ってくれるのならば、今すぐにでも走って逢いにいきたいのです。
側にいることすら許されない彼女のことが恋しくて仕方がない、そんな様子が痛い程伝わります。
『Missing』で表現しているもの
切なすぎるラブソング
久保田利伸の代表曲の代名詞とも言える『Missing』で語っているのは、男性の切ない恋愛心理。
それも相手の女性は他の男性がいる状態で、彼女とも思いが通じているのに恋人に慣れないもどかしい思いが歌詞に反映されています。
恋愛を経験した男性であれば多くの人が経験するであろう、心理描写を的確に表現していることもあり『Missing』は世代を超えて愛されるナンバーなんです。
I MISS YOU
出典: Missing/作詞:久保田利伸 作曲:久保田利伸
歌詞の中で何度も繰り返される上記のセリフは、逢えなくて寂しいという意味です。
何度も何度も繰り返されることで、逢えない切なさがひしひしと伝わってきます。
そして最後は下記のようにing系で呟いており、更に逢えない気持ちを強めた表現となっているのです。
Missing you
出典: Missing/作詞:久保田利伸 作曲:久保田利伸
またタイトルになっている「Missing」は、存在しないものという意味も持っています。
二人の恋は確かに存在するけれども、形にはならないものなのでしょう。
どんなに愛おしく思っても、そこに二人の幸せは存在しないのです。