安室奈美恵28枚目のシングル「GIRL TALK」
日本における歌姫と言うと、皆さんは誰を想像しますか?
さまざまな女性アーティストを思い浮かべると思いますが、安室奈美恵はその中でトップに入るはず。
安室奈美恵は言わずと知れた女性アーティストで、現在では当たり前になっている歌とダンスを見事に融合させたパフォーマンスを広めた存在の一人でもあります。
それ以外にもファッションやヘアスタイルに注目が集まり、モデル活動を並行して行うなど、まさにカリスマ的なアーティストです。
歌手としてはグループ時代を含めると50枚以上のシングルをリリースしており、数えきれないほどのヒット曲を世に出しています。
そんな安室奈美恵の楽曲の中で女性の友情をテーマにした「GIRL TALK」は、28枚目のシングルとして2004年10月にリリース。
『the SPEED STAR』と合わせてダブルAサイドシングルとして誕生しており、オリコンでは最高2位まで登りつめています。
彼女は2017年9月20日に引退を発表し、全国に激震が走りました。
彼女の実質最後のアルバムである『Finally』にも本楽曲が収録されています。
女の子の憧れで在り続けた安室奈美恵を象徴する、代表曲のひとつといえるでしょう。
軽めのヒップホップテイストなサウンド
この楽曲のポイントになるのが、ちょっと控えめなヒップホップサウンド。
リズムはヒップホップのそれですが、テイストとしては少し軽めですね。
そこにテクノサウンドをやんわりと加えて、より優しい風合いのサウンドに仕上げています。
映画やドラマのタイトルが歌詞に出てくる!?
さてそんな「GIRL TALK」ですが、曲を聴くと、馴染みのあるテレビや映画のタイトルが耳に入ってきます。
楽曲そのもののコンセプトが「女性同士の友情」になっており、テレビや映画のタイトルがメタファーになっているのが見えます。
そこで「GIRL TALK」の歌詞に含まれる、これらの作品タイトルが何を意味しているのか深掘りしていきましょう。
歌詞の意味をよりイメージしやすくなりますよ!
ドラマ『Sex and the City』
「GIRL TALK」の1番Bメロフレーズに出てくるのが、ドラマ『Sex and the City』のタイトル。
『Sex and the City』自体はご存知の方も多いかと思いますが、30代の女性が中心になった恋愛ストーリーです。
成熟した4人の女性が織りなす恋愛や人間模様が絶妙に入り乱れ、日本でも女性を中心に多くの共感を得た作品でもあります。
ドラマの中でも4人が様々な場面でガールトークを繰り広げるシーンは、女性のリアルな本音として作品の大きな魅力のひとつです。
そんな『Sex and the City』のワンシーンを見ているように、この楽曲でも女性同士がお互いの好きな男性の話で盛り上がっている様子を表現しています。
映画『テルマ&ルイーズ』
そして2番Bメロフレーズでは、『テルマ&ルイーズ』のワードが目に留まります。
『テルマ&ルイーズ』とは、1991年に公開されたアメリカの映画作品。
退屈な生活を送る女性が些細な事で起きてしまう事件がきっかけとなり、親友と逃避行をする物語です。
ある男性を射殺してしまい錯乱状態になっている親友を励ます女性のシーンがあり、『GIRL TALK』でもイメージしやすい映画としてメタファーになっています。
『GIRL TALK』の歌詞を深読み
見ていただいた通り、女性同士の関係がキーとなる映画が内容に盛り込まれている本楽曲。
多くの女性からも共感を得ている、同ナンバーの歌詞を解釈していきましょう。
女性なら思わず共感してしまうポイントが盛りだくさんです!
歌い出し(サビ)
誰も止められないgirl talk
涙出るほどに笑うと
ストレスさえ吹き飛ばすどっか遠く
出典: GIRL TALK/作詞:T.Kura michico 作曲: T.Kura michico