辛い時ほど、誰にも打ち明けられず一人で抱えて、考え込んでしまうこともあるでしょう。
入社してすぐの新人だと、上手くいかないことが続くとネガティブな感情に陥ってしまうものです。
会社に入った時はビジョンを持って、何年後にはこんな人になっていたいと語っていたはずなのに、働き続けることに対して疑問を持ってしまいます。
何十年後のことなんて、その時になってみないと分かりません。
同じように思っている人だっているでしょう。ですが、その分自分と同じような代わりだっているのかもしれません。
会社員だけでなく人として1番辛いのは「何もできない自分」を見せつけられる時ではないでしょうか。
なんとか保ってきたプライドを切り裂かれ、それでも立ち上がろうとしなくてはならない日々に慣れることなどありません。
そんな時こそ「1人ではないのだ」と思いたいものです。
痛いほど人恋しい経験をして初めて人として成長するのではないでしょうか。
社会人はストレスとの戦い
やなこと全部飲み干して その場をただただやり過ごして
カップの底に詰め 不甲斐なさのシロップ落として
とにかく全部飲み干して いつかは全部吐き出して
それで笑って歌ってられたらな
出典: コーヒーとシロップ/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
どんなことを言われたって、それを笑って受け止められるような強い心を持っていたいものですね。
社会人はストレスとの戦いかもしれません。そんなストレスとの戦いで沈んでしまうことがあっても、きっと悪いことばかりは続きません。
誰かと話したり、美味しいものを食べたり、映画を観たり、歌を歌ったり。
自分の好きなことで発散して、ストレスとうまく向き合いながら笑っていたいですね。
何もかが嫌になる時もある
朝が嫌になった テレビも嫌になった
いつも時間に数字に追われる毎日
不思議に思った 君は平気なんだろうか
笑顔の裏に隠した言葉はなんだ
出典: コーヒーとシロップ/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
やはり元銀行員というだけあった、数字というワードが出てきました。
毎日同じ時間に起きて、同じテレビを見て家を出る。
社会人だと分かる方がいると思いますが、そんなマンネリ化した生活が逆にストレスになってしまうことだってあるでしょう。
同じような心境の人も沢山いるはずだけど、隣の芝生は青く見えてしまうのです。
ストレスとは緊張状態のこと
「この仕事に向いてないのではないか」、「自分には無理なのではないだろうか」。
と落ち込んだ時には慰めなど無意味です。
「自分だけじゃない。みんな苦しいのだ」と言われても、ただの理想論にしか聞こえない時もあります。
しかし、多くの人はそんな日々に耐え会社員を続けるのです。
それは生活のためだけではありません。
きっと心の中に持っている夢や希望を信じているからではないでしょうか。
ちなみにストレスとは外部からの影響によって生じる緊張状態のことです。
この外部からの影響のことをストレッサーと言います。要するにストレスの原因ですね。
このストレスの原因を突き止めることができれば、ストレスに対処しやすくなるといわれています。
例えばストレッサーが上司だとします。
その上司のどんな行動に反応してしまうのか自分を分析してみると案外冷静になれるものです。
そして自分が何をした時に、又は何をしなかったときに上司が反応するのかを見極めることも解決の糸口になります。
我慢したり逃げ回るだけでは隣の芝生は青いままなのです。
がんばる人への応援ソング
幸せになりたいと思わない人はいないでしょう。
しかし「何が幸せなのか」を分かっている人は案外少ないものです。
苦労した分強くなれる
「間違えたから、謝るんだ」
それくらい簡単ならば 笑って明日を待てるのに
「まだ出来ないから…」と責められてほら
このカップの淵で僕は今も飛び込む時をそっと待っている
堪えて堪えて高いとこから吐き出す時を
やなこと全部飲み干して その場をただただやり過ごして
カップの底に詰め 不甲斐なさのシロップ落として
とにかく全部飲み干して いつかは全部吐き出して
それで笑って歌ってられたらな
出典: コーヒーとシロップ/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
今が辛くたって、我慢していればきっと報われる時は来ます。
悔しい思いを胸に秘め、耐え抜いた後はきっと他の誰よりも高く飛べるのです。
苦労した期間が長い人ほど大きく羽ばたけるのです。
簡単に上手くいかない毎日ばかりが続いても、簡単じゃないからこそ幸せを見つけられるのかもしれません。
「幸せになりたい」と誰もが願っているはずです。
しかし幸せとは何でしょうか。それは人それぞれ違うのではないでしょうか。
自分にとってどんな状態が幸せなのかを一度整理してみると、案外身近なところに幸せの芽はあるのかもしれません。
何が自分の幸せなのかを知る必要性
「コーヒーとシロップ」で会社員時代の思いを曲にした藤原さん。
彼が銀行員という仕事を選んだ理由をご紹介しましょう。
「銀行員なら土日祝日は必ず休みになるのでライブ活動ができるから」なのだそうです。
彼は自分が何をしたいのか、言い換えれば何をしている時に幸せを感じるのかをきちんと把握していたのですね。
音楽によっていつかは身を立てようと思っていたかもしれませんが、何よりライブ活動ができる環境を優先したのでしょう。
大学を卒業するくらいの若さで「自分にとって何が幸せなのか」を掴んでいたのですから、やはりタダモノでは無いですね。
もちろん思いだけでは暮らしていくことはできません。
しかし彼のように「自分たちの音楽」に対する強い思いと「自分たちの可能性」を信じる強い心があれば夢は叶うのです。
仕事は「生活の糧」だという言葉はよく耳にします。
そして「趣味を仕事にすると楽しみがなくなる」ともいわれていますね。
しかしOfficial髭男dismのメンバーのように「夢を仕事にする」のは素晴らしいことです。
彼らは夢を叶えたのです。そんな彼らにとっての過去の辛さは「思い出」に昇華しているかもしれません。
そう考えると「時間」は確実に流れていると実感できます。
今がどんなに辛くてもいつかは「良い思い出」になるものなのかもしれません。