どんなときでも
嬉しい時も 悲しい時も
同じ瞳からあふれる 熱い想い
出典: 涙はふかない/作詞:寺岡シトーン,トータスシトーン 作曲:寺岡シトーン
どんな感情のときだって目から流れてくるもの。
しかしそれは嫌なものではなく、むしろ自分にとっていいものなのでしょう。
嫌なときに流れてくるとしても、そのおかげで立ち直れる場合もあるからです。
そして、そのわけは2行目にある歌詞に隠されています。
「熱い」とは心の中のことを指しているのでしょう。
辛いときに流れたとしても、また立ち上がることができるのは「心が熱い」から。
そのように捉えることができます。
これは証
歩いて帰るよ 涙はふかないで
出典: 涙はふかない/作詞:寺岡シトーン,トータスシトーン 作曲:寺岡シトーン
しっかり立ち上がって、一歩ずつ踏みしめている。
それが「歩く」ということなのです。
自分の道をまっすぐ進んでいくのだというような意味なのでしょう。
しかし辛いことがあって諦めてしまった場合、また踏み出せるように元の道に戻るのです。
それが「帰る」ということなのだと考えられます。
失敗も経験だからこそ、その姿も隠さず受け入れるように戻っていくのです。
このような意味になるのでしょう。
焦らなくていい
ゆっくりと
夢見て眠るよ 涙はふかない
たまにはのんびり考えよう
出典: 涙はふかない/作詞:寺岡シトーン,トータスシトーン 作曲:寺岡シトーン
寝ているときは幸せな空想を描くことができます。
現実で辛いなら、空想したっていい。
気持ちを落ち着かせて、気持ちよく寝たらいいよ。
このシーンは前に進むことだけがすべてじゃないという思いが感じられます。
1行目の歌詞は「辛いなら現実逃避してゆっくりすればいい」のような意味。
2行目は「その空想の中で楽しいこと思い浮かべる」というような歌詞です。
いつも「こうなりたい、こうしなくちゃいけない」と切羽詰まるような思考。
それを1度ストップさせることで、周りが見えるようになる。
このようなことを伝えたいのだと読み取ることができます。
息抜きしてね
ずっと頑張ってきたんだから
出典: 涙はふかない/作詞:寺岡シトーン,トータスシトーン 作曲:寺岡シトーン
上記「ゆっくりと」の歌詞の続きです。
いつでも辛いことに立ち向かって、自分の感情を押し殺して生活している。
そんな苦しみから解放してくれるような温かいメッセージが込められています。
【涙はふかない】にある優しさが感じられるでしょう。
ただ甘やかすのではなく、寄り添うように今までの努力を認めてくれるような歌詞。
それがこのシーンには詰まっているのだと感じます。
たくさんの選択肢
悩んで悩んで 探せば探すほど
ひとつふたつ答えが見える
出典: 涙はふかない/作詞:寺岡シトーン,トータスシトーン 作曲:寺岡シトーン
冷静になってみると、選択肢は多かった。
ということは、今の辛い状況に耐えるのではなく違う別の道もあるのではないか。
この場面はこのようなことを伝えたいのだと考えられます。
1行目の歌詞は悶々としている様子だと思われますが、そうではないようです。
2行目の歌詞を読み取ると、道を選択できることに気が付きます。
状況を変えるという意味だけではなく、どんなときでも冷静になることは大切なのです。