いきものがかり「風が吹いている」NHKロンドンオリンピックのテーマソング！歌詞情報あり

そして、この楽曲自身を「風」に例えるような歌詞に繋がっていきます。

奮闘する選手とともにこの楽曲がそばにいて、勇気を与え続けられるようにという願い、そして、「風が吹いている」自身もオリンピックとともに一つの時代を作ったと胸を張って言えるようにという強い想いが表現されています。

人は弱さを持った生き物です。今日はどうしても頑張れない、疲れている、負けてしょうがないと思ってしまう、弱さの種はそこら中に転がっています。

人として成長するためにはそういう一つ一つの小さな弱さの種をまずは克服していくことが大切です。

そして、それを克服していくためには自分のためはもちろんのこと、誰かのためを想う気持ちが必要になります。

応援してくれるみんなのため、身近な誰かのため、その想いから逃げないで戦うことが大切です。

そこには強さの種が隠れているのです。

そうやって誰かのためを想うことで、自分の中の闘争心やプライドがさらに強さを増すのです。

さらに高みを目指すためには、それを力へと変えて進んでいくことを自分の役目だと信じることが必要なのです。

ここでの「風」は向かい風を表現しているように感じます。オリンピックはまさに戦場であり、その中でメダルという一つの答えを導き出さなければいけません。

同じように色んな人の想いを託された選手と戦うことはまさに向かい風に立ち向かうようなものです。

しかし、託されたからこそ応援してくれるみんなとの繋がりをいつも胸の中で感じることができます。

そして、最後の歌詞では「風」が総動員されます。

ここまで出てきた追い風の意味や、楽曲自身という意味を踏まえ、「風が吹いている」という楽曲のパワーを信じ、そして、戦う選手を信じて互いに進んでいくことが、背中を押し合う結果になるのではないでしょうか。

応援しあえる良い関係を築いていくことが、同じ時代を生き、作っていくということになるのです。

いかがでしたか？

「風」という一つの言葉にたくさんの意味、そして、想いを乗せてまっすぐに応援する気持ちを伝えています。

しかし、それだけでなく自分たちも頑張るんだ、時代を作るんだという気合いも垣間見える楽曲になっていて、それだけ想いのこもった楽曲であることが感じ取れます。

また2017年8月現在でもいきものがかり史上、演奏時間が一番長い曲になっています。そこからも気合いを感じ取ることができますね。

たくさんの想いがこもったこの楽曲は、これからも多くの人の胸の中で生き続け背中を押し続けることでしょう。