「コトバ」楽曲情報
2009年1月にリリースされたナンバー、「コトバ」。
今回ご紹介する楽曲は、阿部真央の人生観を垣間見ることのできる一曲です。
寂しげなサウンドと、切なさを覚える歌詞。
そこには、”人生”がいかに儚いものであるかが投影されています。
綺麗事だけじゃない、人や命の危うさを知っているからこそ歌える歌だと感じました。
音楽を通じて”コトバ”を生業にする彼女だからこそ、伝えたい思いがあるのだと思います。
この記事では、「コトバ」という楽曲の歌詞にフォーカスしながらご紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください(*^^*)
収録アルバム
「コトバ」はアルバム『ふりぃ』に収録されています。
同アルバムは、2009年発売の、記念すべき阿部真央のデビューアルバム!
人気の高いナンバー「ふりぃ」「17歳の唄」などが収録された作品です。
デビュー作とは思えないクオリティの高さ。
そして1作目からわかる阿部真央の芯の強さ。
筆者は、このアルバムを聴いたのは阿部真央を知って少し経った頃でした。
他のアルバムを一通り聴いたあと『ふりぃ』を手に入れたのですが、その時の驚きを今も覚えています。
デビュー作にして、他のアルバムにも劣らないクオリティと存在感。
比較的マイナーな楽曲が多いアルバムですが、どれもこれも必聴のナンバーです。
阿部真央初心者さんにも、手に取って頂きたい1枚となっております。
ぜひチェックしてみてくださいね( ^^ )
DLはこちら
DLリンクもご用意しました(*^^)v
1曲から楽しみたい!という方は、ぜひこちらからどうぞ。
Listen♪
いかがでしょうか。
哀しげなサウンドで始まる冒頭。徐々にサウンドが厚くなっていき、力強いサビに入ります。
Aメロのトレモロが、歌詞の寂寥感をより際立たせます。
全体的に寂しさの残るナンバーですが、みなさんはどう感じたでしょうか。
筆者は、どうしようもないやるせなさを感じてしまいました……。
後ほど歌詞にもフォーカスしていきますが、哀切なメロディが心に陰りを残しますね。
しかし、阿部真央の楽曲はとにかく弾き語りとの相性が抜群ですね~!
サビの音域が若干高いので、少々歌いにくいかもしれませんが……><
ギター女子には、ぜひともトライして頂きたい1曲です。
阿部真央の”人生観”
楽曲を通して、何度も歌われるフレーズがあります。
明日消えちゃってもいいように伝えてよ
出典: コトバ/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
このフレーズが、「コトバ」という楽曲の根底にあるテーマと言えると思います。
私たちにとって、”明日”とは、必然的にやってくるものですよね。
日常の中で、「明日が来なかったらどうしよう」と考えることなんて、ほとんどないと思います。
寝たら、必ず朝が来る。今日が終わったら、必ず明日が来る。
そこに疑問の余地なんてありません。私たちにとって、至極あたりまえのことです。
しかし、「コトバ」ではこのフレーズが3回も登場しています。
彼女は、この曲を通して”明日”が不確実であるということを伝えたいのだと思います。
突然”明日”が来なかった、そんな経験があったのではないでしょうか。
言われずとも、誰もがわかっていること。でも目を背けていることでもあるでしょう。
あえてそれを歌詞に、歌にすることで、阿部真央の人生観を体現しているのだと思います。
では、歌詞にはどんな思いが込められているのか。フォーカスしていきましょう。