私が盾になる
どうしたって治んないの
でももう慣れたし 生身で盾になる
なんとでも言ってろ(もういいよ)
なんとでも言ってろ(もういいよ)
なんとでも言ってろ(もういいよ)
壊れないさ
出典: DON’T TRUST TEENAGER/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
ここでも大森靖子は「自分が叩かれることでメンバー、ひいてはファンたちの盾になる」といっています。
大森靖子がスケープゴートになることでメンバーやファンたちを守っていくということです。
スケープゴートとは憎悪・不満・悪意などを向けさせるための生贄のことになります。
この歌詞には自分が進んでスケープゴートになるという決意が感じられるでしょう。
その衝動の行方
大人になれば消える衝動なんてゴミ
そんなものに縋ったこと一度もないから
DON'T TRUST TEENAGER
優しい地球にしたいの
永遠の衝動
出典: DON’T TRUST TEENAGER/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
そして大森靖子は少女の時からの衝動の行方をはっきりと口にするのです。
「優しい地球にしたい」ということこそが、彼女の永遠の衝動なのでしょう。
音楽を作ること・メンバーやファンを守ることは、目的ではなく目的に付随した効果に過ぎないのかもしれません。
本当の目的は「優しい地球」にすることです。
彼女の目指す世界には事情を知らずに心を傷つける大衆はいないのかもしれません。
優しい地球を目指すと宣言する大森靖子の強い気持ちが伝わってくるようです。
上辺だけを見られて非難されることに立ち向かう彼女の強さがうかがえるでしょう。
自分が持っている信念・衝動に従って生きていく
今回は「ZOC」の「DON’T TRUST TEENAGER」の歌詞を考察してみました。
幼き頃から自分が持っている信念・衝動に従って生きていくことを訴えている歌詞だったといえるでしょう。
この曲は現代社会を生きる全ての人たちへ向けた大森靖子流の応援歌なのではないでしょうか。
同時に収録されている「AGE OF ZOC」もポップでキャッチーです。
大森靖子の作品としては異色の仕上がりになっていますが、とても元気の出る前向きなメッセージが込められています。
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