「不可能」を「現実」に変える
ぼくらは綱渡りだった 傷だらけだった そして未来もそうであれ
それがただの虚仮威しでも 間違いでも 真実にする為に足掻くだけ
出典: AGAKU/作詞:武瑠 作曲:yui
彼らの進んできた道は決して平たんではなく「綱渡り」だったと言います。
彼らは常に高い目標を掲げ、それを達成してきたそうです。
それは簡単な挑戦ではなかったはず。
でも今までもこれからも「そうであれ」と肯定していますね。
「不可能」を「現実」に変えるバンド。
だからこそ人を元気づけられる楽曲がこんなにも生まれるのでしょう。
時には投げ出したくなるときもある
弱さを認めても「諦める」ことはしない
怖いもんひとつもない そんな台詞言ってみたい
今すぐ逃げ出したい でもみんなを裏切れない
正解は easy と言えない空気
苦肉の策 破棄 吐き足りない覇気
背水の陣だからこその価値
出典: AGAKU/作詞:武瑠 作曲:yui
弱みも出すところがSuGらしくて素敵ですね。
前半は心の声みたいなニュアンスで吐息まじりに歌い上げてて「ゾクッ」とします。
辛い挑戦のなかで逃げ出したくなる時もあるけど、見守ってくれるファンのため、メンバーのために諦めない。
成功させるための手立てがなくなってしまっても「背水の陣」で力を振り絞って見せる。
日本武道館への挑戦を決めた彼らには「諦める」という選択肢はありません。
どんなに辛くて無謀でも死ぬ気でやりきる覚悟しかないのでしょう。
こうして歌で宣言するあたりが潔いですね。
「理想」を口にしたい
ほら PRAY PRAY PRAY PRAY
どうせ叶えるなら理想 病的な表現欲求
性懲りもなく彷徨い続けた舞台は 栄光かそれともリアルか
出典: AGAKU/作詞:武瑠 作曲:yui
「PRAY=祈る」しかない状況であっても、言葉にするのは「達成したい理想」でありたい。
弱音なんて吐いてられない。
そんな余裕があったら、弱音さえも頑張る力に変えてみせる。
「諦める暇さえも夢を叶えるために使う」という意味でしょうか。
結末が「成功」か「無情な現実」で終わるのかは分からないけど足掻き続けているのだと思います。
犠牲に目を向ける余裕はなかった
払ってきた犠牲の価値
そんなの考える暇もなかったんだ
出典: AGAKU/作詞:武瑠 作曲:yui
犠牲なしに目標を達成することは難しいでしょう。
でもとにかく「夢を実現すること」を追い求めてきた彼らは、犠牲に目を向けることさえしてこなかった。
その視線の先には「いつか成し遂げる未来」を見据えていたのでしょう。
自分たちの「存在意義」
僕らは泳ぎ続けてないと 息が吸えなかった 捨てるものが選べなくて
愚か者で不格好でも 決して消えない 爪痕を残してやるだけさ
出典: AGAKU/作詞:武瑠 作曲:yui
魚は泳ぐときにエラから酸素を取り入れるため、常に泳いでいないと呼吸ができなくなります。
そのため、少し泳ぐ速度が下がることはあっても、人間のようにじっと眠ることはありません。
自分たちをそんな魚に例えているのでしょう。
常に行動し続けることが「彼らの存在意義だった」という意味。
その姿がカッコよくなくたって構わない。
その足掻いた「爪痕」を残して見せるという、野心的なメッセージを謳っていますね。