ベースケース選びのコツは?
エレキベースは電気製品ですから水に弱い楽器です。
できるだけ適したベースケースを選びましょう。
もちろんエレキベースを購入すると付属してきます。
しかし、高級品でなければ簡易なソフトケースです。
練習して腕が上がったら、スタジオなどに持ち運ぶ機会も増えるでしょう。
そうなるとソフトケースでは物足りません。
急な雷雨や搬入時の衝撃にも耐えられるケースが必要です。
ソフトケースとハードケースのどちらがいい?
頑丈さを考慮したら断然ハードケースです。
中にはジュラルミンケースのようなハードケースもあります。
スタジオへの移動が常に車という環境ならおすすめできます。
一方で重さが仇となります。
頑丈さ故に重く、電車通学する学生ではきついでしょう。
しかし、保護の観点からするとソフトケースでは不安です。
持ち運ぶならギグバッグ
ソフトケースの軽さとハードケースの頑丈さを兼ね備えたケース。
それがギグバッグ(ギグケース)です。
ギグバッグの外見はソフトケースですが、中の構造が違います。
ただでさえ重量感のあるエレキベース。
ケースぐらいは軽くしたいところです。
ギグバッグは外装と内装の間にウレタンなどの緩衝材が入っています。
ソフトケースと比べると弾力性があります。
それが外の衝撃からエレキベースを守ってくれるのです。
しかも軽い素材を使っているのでハードケースほど重くありません。
背負えるタイプのケースもあり利便性も向上しています。
ギグバッグなら飛行機も大丈夫?
海外でエレキベースを購入した。
オーディションが東京で開催される。
そんなとき移動手段として飛行機を使うことがあります。
ハードケースなら文句なしですが、非常に重いですね。
タイヤのついたキャリーカートを利用するベーシストもいます。
しかし、ケースだけで済めばキャリーカート代さえ皆無です。
そこで登場するのがエレキベース用ギグバッグ。
三センチほどの緩衝材があれば空輸も可能です。
航空会社によっては誓約書の記入を求めることがあります。
それは万が一輸送中に楽器が破損しても会社側は負担しないというものです。
安心してください。
厚さ三センチ以上のギグバッグなら問題ありません。
しかも丁寧な航空会社であれば預け荷物と別に扱ってくれます。
到着ロビーではベルトコンベアではなく、係の人が運んでくれます。
おそらく通常の預け荷物とは別の格納庫があるのでしょう。
背負うか? 片手持ちか?
電車での移動が主ならばショルダータイプがいいでしょう。
定期券の出し入れやトイレでも楽々です。
一方で車で運ぶのが多いという読者は片手持ちでもいいですね。
駐車場からスタジオまでも大した距離はありません。
少しぐらい片手持ちでも問題ないでしょう。
ただ、電車での移動もある場合は背負えるタイプだと好都合です。
通常のギグバッグは取っ手とショルダーの両方がついています。
利便性を考えると両機能がついたギグバッグがおすすめです。
ハードケースにはキャリーカート
すでにハードケースを持っている場合。
ギグバッグにしてもいいけれど足が出る。
そんなときは安価なキャリーカートの出番です。
ホイールを出して、取っ手を引き上げるだけで完成。
後はハードケースごと乗せてヒモでくくります。
固定作業が手間ですが、ハードケース派におすすめの輸送方法。
ギグバッグもいいけれどハードケースにも憧れる。
そんなベーシストの願いを叶えてくれるアイテムです。