浅香唯さん、最大のヒットソング
今回紹介する曲は、浅香唯さんの10thシングル「C-Girl」です。
本人がイメージキャラクターを務めた「カネボウ'88夏のプロモーション」のイメージソングに起用され、自身最大のヒット曲となった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/C-Girl
浅香唯さんは「C-Girl」の後にリリースした「セシル」でもオリコンチャート週間1位を獲得しています。
浅香唯【セシル】歌詞の意味を解説!小説&映画「悲しみよこんにちは」へのオマージュ?切ない想いを紐解く - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
1980年代を代表するアイドルの1人、浅香唯さん。その代表曲の1つが「セシル」です。「セシル」は映画の主人公の名前ですが、歌詞に登場する主人公とはどのような関係があるのでしょうか?歌詞を紐解いてみましょう。
片瀬那奈さんらによるカバーも
21世紀に入り「C-Girl」は2組のアーティストにカバーされています。
片瀬那奈(2004年、アルバム『EXTENDED』に収録)
Mi(2006年、アルバム『80's×Mi』に収録)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/C-Girl
もしかしたら、片瀬那奈さんが歌う「C-Girl」をおぼえている方もいらっしゃるかもしれません。
ちょっと大人びた歌詞と、ポップなメロディーが特徴です。
早速歌詞を読んでいこう
C-Girlの楽曲としての構成は、1番、2番、コーダとシンプルです。
ただ、1番ではAメロの繰り返しがありますが、2番はAメロのあとにすぐBメロに入ります。
プールサイドから飛び込み
接吻じらして
誘ったダイビング・ボード
水の中の太陽めがけ
抱きあって落ちる
女神のビデオに
撮られているみたいね
瞳だけで恋の微熱を
訊ねあう Afternoon
出典: C-Girl/作詞:森雪之丞 作曲:Nobody
時期はおそらく夏。主人公はプールでデートをしているようです。
※ちなみに接吻は「せっぷん」ではなく「くちづけ」と歌います。
そして「ダイビング・ボード」というのは、飛び込み台の板のこと。
普通のプールではあまり見かけないですね。 舞台はリゾートのプライベートなプールかもしれません。
キスをじらす主人公は人目につくのが恥ずかしいのでしょうか?
誰からも見られていないとしたら、心を解放することに恥ずかしさやためらいがあるのでしょう。
火照った体を冷やすために、プールに飛び込んだのかもしれません。
ところで、この2人のやりとりに「言葉」はあったのでしょうか?
きっと、無かったと思います。
キスをしようと近づいてきた相手を軽くいなしつつ、手を繋いで飛び込み板に誘う主人公。
そのまま抱き合いながら、水面に反射する太陽の中心に飛び込む2人。
まるで映画のワンシーンを観ているような描写です。
その映画は女神が撮影したもの。
見つめ合う2人を、キラキラとした太陽の光が包み込んでいます。