NUMBER GIRL

わずか3年半で邦ロックを変えてしまったバンド

「透明少女/NUMBER GIRL」のPVがかっこいい!星野源イチオシ曲の歌詞をチェック♪コードありの画像

ナンバーガール(NUMBER GIRL)は、日本のオルタナティヴ・ロックバンド。1995年8月に福岡で結成され、2002年11月30日に解散した。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ナンバーガール

彼らのプロフィールです。昔はYouTubeなんて無かったので、NUMBER GIRLが全国区になったのはメジャーデビューした1999年からでしょう。

しかしそこから解散までの3年半で、彼らは邦ロックを丸っきり別物に変えてしまいました。 

※NUMBER GIRLの通称であるナンバガを使います。

その唯一無二のサウンドと存在感は、ナンバガのメンバー4人がそれぞれに強烈な個性を持っていたからだといえます。

現在もそれぞれが別のバンドで活動を続けていることからも、全員が優れた音楽家だったのが分かるでしょう。

わずか3年半の活動でしたが、その中で邦楽ロックシーンに与えた影響は多大なものでした。

いまだに彼らのオリジナリティは揺るぎなく、彼らのようなサウンドを出すバンドは現れていません。

真似しようとしても真似できないほど、彼らにしか出せない音があるのでしょう。

今回は、彼らの代表曲「透明少女」をご紹介します。

その前にまず、NUMBER GIRLの登場によって何が変わったのか説明していきましょう。

NUMBER GIRL 以前/以降

以下は音楽のレビューサイトで目にする表現です。

「これはNUMBER GIRL以降の、オルタナティブな疾走感あふれる・・・」「明らかにナンバガ以降のサウンドだ」「NUMBER GIRLの影響を色濃く感じる」

これらから分かることは2つあります。

  • NUMBER GIRLが邦楽に与えた影響は色濃いこと
  • NUMBER GIRLのサウンドといえば、伝わるほど特徴的な音色であること

ナンバガがどれだけ影響力を持っていたバンドだったか、ご説明しましょう。

以下の文章を読めば、彼らが今の邦楽ロックシーンにどれだけ影響を与えたのかがわかると思います。

今では当たり前のことも、当時は画期的なことでした。

NUMBER GIRLというバンドがいかに伝説的な存在であるか分かっていただけることでしょう。

次は具体的にどのようなバンドがナンバガの影響を受けているのかをご紹介します。

NUMBER GIRLの後継者たち

『N.G.S』("ナンバーガール・シンドローム"の略)というタイトルの楽曲を作ったりするなど、NUMBER GIRLからの影響も随所に伺える。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ASIAN_KUNG-FU_GENERATION

ASIAN KUNG-FU GENERATIONBase Ball Bearは、ナンバガに強い影響を受けています。

音楽性やメンバー構成、歌詞や曲名から、ナンバーガールやSUPERCARから強い影響を受けていると思われる(高校時代にはSUPERCARのコピーをしていた)。小出自身、旧HPの自身の日記にてそのような事実をほのめかす発言をしている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Base_Ball_Bear

上記の曲「N.G.S」はアジカンがナンバガをリスペクトして作りました。本当に好きなんでしょうね。

凛として時雨のTKが「1枚のアルバムに人生を変えられた」と語り、ストレイテナーのホリエアツシに「これが日本のオルタナ」と思わせるほどの音楽。

彼らだけでなく日本中が、ナンバーガール・シンドロームにかかりました。その一例として…

テレキャスターを流行らせた

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世の中にあふれ返るテレキャスター(Fender社の定番ギター)を歪ませて、ジャキジャキ弾くギターボーカル。

それが世に広まったのはナンバガのギターヴォーカル・向井秀徳の功績です。

ちなみにどれくらい世に広まっているかというと、キュウソネコカミが「テレキャスばっか」という曲を書いて、

誰よりも目立ちたいのに 世の中テレキャスばっか

出典: テレキャスばっか/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ

と嘆くくらいです。それもそのはず。ナンバガチルドレンに憧れた、ナンバガの孫世代が現役ですから。

今の邦ロック界にはナンバガの影響が多数見られるのです

今の邦楽ロックにおいて、ギターを選ぶ上で主要な選択肢の1つとして扱われているテレキャスター。

それ以前からテレキャスターを使うバンドは存在していましたが、今ほど多くの人が使っていた訳ではありません。

そのテレキャスターならではの鋭角なサウンドを広めた一因として、向井秀徳の存在があると考えて良いでしょう。

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