意を決した主人公は明日の仕事のことは考えず、彼女の家の最寄り駅までやってきます。

ケンカする恋人たちを見て浮かんだのはうらやましいという感情。

主人公と彼女がお互いに気を遣った関係だということが垣間見えます。

『平気なふりは 得意だから 会えなくても 気にしないで』

出典: Don't Think Feel/作詞:いしわたり淳治、マツザカタクミ 作曲:atagi

ここでまた彼女目線の歌詞を展開。

いつも会えなくても文句を言わないのは、平気なフリをしているだけだと言います。

彼の負担にはなりたくない。でも淋しい。

抑えながらも零れてしまった言葉の切なさを感じさせますね。

彼女を目の当たりにして

Don't Think 言葉より
Feel It 本能の赴くままに
この愛に理由は要らないのさ
手探りで
Don't Think 肌と肌
Feel It 重ねた唇の中に
君の愛を感じたいのさ

出典: Don't Think Feel/作詞:いしわたり淳治、マツザカタクミ 作曲:atagi

「好きに理由はいらない」とはよく言いますね。

それもそう、どこが好きかと問われてあれこれと考えるのも変な話です。

好きな理由を考えなければ好きでいられないのなら、それまでの関係。

彼女を目の当たりにして「愛おしい」と感じたのなら、それ以上の言葉はいりません。

結局は感じたことが全て。考えるのは、その感情に対する理由の後付けでしかないのです。

考えることを経て

今回はAwesome City Clubの「Don't Think, Feel」を紹介しました。

この曲に込められた意味も、ブルース・リーの名言とその本質は同じなのではないでしょうか。

結局は感じたことが全てで、理由を考えたところでその感情が変わることはないでしょう。

ただ、これは考えることを軽んじているわけではありません。

じっくりと考えることを経てこそ、「感じることが全てだ」という本質に辿り着けるのではないでしょうか。

少し哲学的になってしまいましたね。

難しいことはさておき、とにかくACCの音楽を感じてみてください!

そしてこのバンドのサウンドが好みだという方はNulbarichや、Suchmosなどもいかがでしょうか。

最近は彼らのようにファンク色を前面に押し出したバンドも増えてきましたね。

その分、今後の音楽シーンへの期待も高まります。

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