儚い雰囲気が幻想的!「アサガオの散る頃に」
まず弦楽器の綺麗な入りから、ドラムが静かに入ってくるイントロから始まります。
この時点で儚いバラード感が満載の「アサガオの散る頃に」。
サビの盛り上がりもしっかりありますが、統一された雰囲気が特徴的な楽曲です。
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「アサガオの散る頃に」歌詞解釈
暑い時期
蝉時雨が僕の心に冷たく響く
太陽を濡らして
出典: アサガオの散る頃に/作詞:じっぷす 作曲:じっぷす
歌詞の1行目から時期はセミが大合唱をしている暑い日だということが分かります。
しかし1行目後半の歌詞からして、歌詞の主人公は少なくとも楽しい気分ではないようです。
何かずっと昔から解決していない問題が、今でも心のどこかにこびりついているような感覚。
最初は小さい違和感だったのかもしれません。
それがだんだんと膨れ上がって、今では常に頭の片隅に置かれている。
問題ごとは常に残っていると楽しいことも心から楽しむことはできません。
主人公もおそらく、その問題をどうにかしたいと思っているのでしょう。
2行目からはお日様の単語があるので、晴れているイメージが想像できます。
絵になるような夏らしい日です。
そんな夏を満喫できるような日に、主人公は一体何が気がかりなのでしょうか。
時は止まらない
ねぇ ずっと今が茜色で染まり続ければ
夕も幸せだろう
出典: アサガオの散る頃に/作詞:じっぷす 作曲:じっぷす
この2行の歌詞から時間帯が夕方であることが分かります。
最初の歌詞から数時間経っているようです。
そして歌詞1行目をみると、どうやら主人公はこの夕方の時間のままずっといてほしいと思っている様子。
今の時点では主人公がどうして夕方のままでいてほしいのか理由は分かりません。
一緒にいたい
夏が意地を張るほど汗ばんでゆく
この手じゃ君を繋ぎ止めておけない
出典: アサガオの散る頃に/作詞:じっぷす 作曲:じっぷす
1行目の歌詞をみると日にちが経ち、どんどん夏真っ盛りになっているイメージです。
最初の歌詞の時期が梅雨明けぐらいだとしたら、これから季節を楽しむ時期になります。
夏といえば様々なイベントが目白押しです。
夏休み、お盆、お祭り、海水浴やバーベキュー。
これらのイベントを通じて恋が実ることもあるでしょう。
ひょっとしたら主人公は君とはそういった仲になりたいのかもしれません。
しかし2行目の歌詞をみると、その願いが叶う可能性は低いようです。
ただだからといって仲が悪いというわけではないかもしれません。
友達として仲がよく、普段から顔を合わせている。
そんな関係で主人公だけ恋心が芽生えたという考え方もできます。
普通に仲が良いけれど、できればそれ以上の関係になりたい主人公。
楽しい夏が始まるはずなのに、どこかで心が悲しんでいるのを最初の歌詞で表現していたのかもしれません。