お待たせしました!
『夢のうた』最大の魅力でもある切ない歌詞の世界をご案内します。
作詞は倖田來未
先ほども少し述べましたが、今回の歌詞を作詞したのは倖田來未自身です。
倖田來未のラブソングといえば、自身の恋愛を反映させている歌詞が多いというのも特徴的。
当時、倖田來未の恋愛観としては”白黒はっきりさせたい”という想いが強かったそうなんです。
そういう考え方からも別れることになってしまったのかな…と思える歌詞をご紹介します!
歌詞をチェック!
思いもよらない夢を
なぜだろう 見てる 毎日
君のことはもう 忘れたはずなのに
この胸に止めどなく溢れてく
出典: 夢のうた/作詞:Kumi Koda 作曲:Hiroo Yamaguchi
別れた彼のことを、毎日夢に見てしまう状況を綴っています。
別れてしまってから少し時間が経っているのでしょうね、もう終わった恋だとはわかっています。
それでも、想いはまだ胸の中に残ってしまっている…。
毎日夢に見るということは、それほど未練が残っているということなのでしょう。
君のすべてを誰よりも そう
こんなに想っているのに
また今日もひとり目が覚めたなら
叶わない夢 知りながら
君に溺れてく
出典: 夢のうた/作詞:Kumi Koda 作曲:Hiroo Yamaguchi
夢から醒めたら、現実ではなく夢であったと気付き悲しくなってしまっているのでしょう。
もう彼が自分のところに戻ってくることはないと理解はしているものの、それでも好きだという想いを消すことはできません。
現実を受け入れられない状況に、胸が苦しくなっている様子が伝わってきますね!
今も捨てられない
君のライターや タバコのかけら
また時間がたてば すねながら君が
帰ってくるような気がして
出典: 夢のうた/作詞:Kumi Koda 作曲:Hiroo Yamaguchi
自宅には彼を思い出させるものが残っているようです。
付き合っていた頃は仲良く、家にも招待していたのですね。
もしかしたら手料理を振る舞ったり、彼が泊まったりなどもあったかもしれません。
そんな想い出が残る自宅で、彼の想い出の品たちを処分できずにいるようです。
当たり前のようにあるものが、もう不要なものになってしまうなんて…。
今ある幸せが、ずっと続くなんて思ってはいけないのかもしれませんね!
今夜眠りにつく頃そっと
私の夢で会いに来て
数えきれない夜をそう君と
過ごせたなら もう何も
いらなかったのに…
出典: 夢のうた/作詞:Kumi Koda 作曲:Hiroo Yamaguchi
恋人には戻れないこと、彼が自分のところに戻ってくることはないことはわかっているものの、
夢の中でもいいから会いたいと願ってしまう自分がいるのですね。
目が覚めたときの切なさはツラいですが、それよりも夢でさえ会えないことの方がツラいのでしょう。
2番のサビ部分の歌詞になるのですが、後半部分からは「彼とずっと一緒にいたかった」という想いが溢れてきているように思います。
将来のことも考えていたのかもしれませんね。
一緒になれるのであれば、たとえいろんなものを犠牲にしてしまったとしても構わないと思っていたのではないでしょうか。
だけどその想いも叶わず、やはり後悔の想いが強いように感じます。
会いたい 会えない
気持ちと 現実が
目の前が滲み歪んで見えるよ
どうかお願い もう泣かないで
心迷ってしまうけど
出典: 夢のうた/作詞:Kumi Koda 作曲:Hiroo Yamaguchi
会いたい気持ちと会えない現実。
未練や葛藤などの想いが複雑に絡み合っている様子が伝わってきます。
会えないことはわかっているけど、それでも会いたいと願っては涙が込み上げてくるようです。
悲しい失恋を経験したことのある人であれば、まさに共感力抜群なフレーズですね!
まだ彼への想いを捨てることはできないけれど、泣かずに前に進みたいのだという想いもあるようです。