乃木坂46【自由の彼方】歌詞の意味を徹底解説！鳥が欲しがったものは何？愛こそが真実だと歌う理由に迫る

とくに誰かから教えられたわけじゃないけど、幸せは遠くにあるものだと思い込んでいました。

幸せってそういうものだという認識がいつの間にかあったから。

まだ行ったことない海の向こうに行けば幸せが見つかるような気になりました。

だから海の向こうへ飛んでみようと無理をしたというのです。

これは逃げた鳥目線のようにも思えます。

それと同時に、自分の気持ちを鳥に見立てたとも取れる表現です。

どこか平凡な日常に退屈していた自分がいて、外に飛び出したかった。

そして、飛び出した自分と鳥を重ねて表現した。

しかし海の向こうへ行こうとしても幸せを見つけることはできなかったのです。

飛び出していった鳥、自分の気持ちはどこに行ってしまったのか。

もし飛び出して後悔しているなら元の場所に帰ってもいいよという歌詞です。

この時点で元いた場所への回帰を窺わせてます。

ありふれた平凡な日常が自分にとっては合っていたんじゃないか。

失ってからわかる大切さというのがあります。

離れて客観的にみると平凡な毎日がいいものに見えたり。

くだらないことで笑って過ごす毎日が何でもないけどそこに価値があったりします。

あらためて何気ない平凡な日々の大切さを示唆しているフレーズです。

平凡な日々は確かに新鮮さを感じるシーンがなく退屈かもしれません。

朝起きたら家族がいて、お母さんがご飯を作ってくれて。

学校や職場に行けば友達や同僚と何気ない会話をして毎日が過ぎていきます。

そんな日常にも愛がありふれているのです。

何気ない愛が。

普段過ごしているだけだと忘れがちなことはたくさんあります。

風邪をひけば健康の大事さに改めて気づかされます。

平凡な日々は健康あってのものですから。

毎日ご飯を作ってくれるお母さんが病気になって、もし寝込んでしまったら日常とは少しズレてきます。

そこでは、「健康の大事さ」と「お母さんの何気ない愛」の二つに気づくでしょう。

この二つも平凡な日常の一部です。

しかしそういう愛があることが探していた本当の幸せ、つまり真実だと歌っています。

歌詞のラストフレーズになります。

朝起きてから寝るまでの風景は変わり映えしない景色であふれている。

家の周りの街並み。

学校や会社。

クラスメート、職場の同僚や上司。

私たちは普段、いつもと同じ景色の中でいつもと同じメンバーと過ごしています。

「あれ欲しいよね」「あんなことできたらな」なんて会話をしながら。

そういった普段と変わらないもの全てが実はとても大切なものなんです。

それと同時に自分も誰かの日常の一部になっている。

普段は気づかないけど、お互いがお互いの幸せを知らないうちに守っているんです。

続いて歌詞では「幸せは身近にあるんだよ」と空の鳥に投げかけてもきっと聴こえないだろうとあります。

これは鳥が逃げた理由に気づいたからです。

それは鳥は空を飛んでいるのが当たり前だから。

最初に逃げた鳥は当たり前のものを求めて飛び出しただけだったんです。

自分は当たり前の日常から飛び出した。

そうしたら何気ない平凡な日々に幸せはあったと気づきました。

歌詞には鳥が逃げていった理由に気づくフレーズはありません。

しかし、鳥が逃げた理由に気づいたこの最後のフレーズから前向きな気持ちが伝わってきます。

私たちに改めてとても大切なことを気づかせてくれる曲です。

今回は乃木坂46の「自由の彼方」の歌詞の意味を解説しました。

鳥が逃げてしまったことがキッカケで物語は進んでいきます。

鳥がどこかで羽を痛めていたら戻ってきて欲しいと思ったのですね。

そこで、ふと日常の大切さに気づきます。

日常には何気ない愛があふれていました。

そうしたことから鳥が逃げて行ったことに納得したのです。

冒頭で童話の「青い鳥」から、幸せは過去からも、未来からも得られないと伝えました。

それを踏まえると幸せは「今」あるんだと考えることができます。

改めて考えさせられることが多い曲です。

今回、この記事でご紹介した自由の彼方以外にも乃木坂46には良い楽曲があるので紹介します。

そして、メンバーの皆さんも魅力的な人が多いです。

以下に乃木坂46の魅力がわかる記事をご紹介します。

MVがあるものはぜひ見て彼女らの良さを感じて欲しいです。

ぜひ読んでみて下さい。