校長室と思われる部屋が映し出されます。
そこには、みどりと二人の教師、そしてあきらかに異質な黒服の男性たち。
男性が何かを言った直後、みどりは慌てて首を横に振ります。
みどりの不思議な力を知った男たちは、隕石落下を防ぐために、彼女に協力を要請したのでしょう。
≪その日からミドリは学校に来なくなった。≫
これまでずっと二人だけの秘密だった力。
それは、ふたりにとってちょっとした遊びにしか使わない”おもちゃ”のようなものでした。
二人にとってはほんの些細な”特別”。それ以外は、ふつうの幼馴染と変わらなかったのに。
ある日突然、二人の日常は奪われてしまったのです。
登校中に写っていた鉄格子。ついこの間まで、二人はその柵の外にいました。
でも、みどりと英雄のいる世界は、その鉄格子の中と外で隔てられてしまったのです。
迷彩服を着た屈強な大人たちのなかで立ちすくむ制服姿のみどりは、あまりにも弱く、そして孤独な少女に見えます。
はじめはうまくいっていたのだが……。
自衛隊と黒服の男たちに見守られる中、みどりは能力を使って見事、隕石の落下を防ぎました。
この時、だれもがみどりを希望の光だと確信したことでしょう。彼女の活躍は、瞬く間に知られることとなります。
英雄もその姿をネットニュースで知ります。
みどりの活躍を嬉しく思う反面、隣にいないことの寂しさや、彼女に迫る危険を予感し、素直に喜べないでいました。
はじめは、みどりの能力で落下を防げていました。でも、「隕石の落ちる場所は、予測はついてもあてにはならない」。
徐々に、防ぎきれない被害が出て来てしまいます。落ちてくる隕石を、みどりはただ見ていることしかできないときもありました。
彼女は、私のせいで……と自分を責めていたのかもしれません。こぼれる涙が、彼女の辛さを物語っています。
超巨大隕石と、たった一人で戦い続けたみどりだったが……。
ある日、過去最大級の隕石が現れます。それを防ぐ術はありませんでした。……みどりの持つ能力以外は。
黒服の男性は言います。「私はこの研究をしたことを後悔している。この研究のせいで君は……」
それを遮るように、「早く行って。もう時間がありませんよ」とみどりは笑ってみせます。
「すまない」という言葉を残し、黒服の男性たちは、敬礼を送りその場を離れて行きます。
一方、英雄は懸命に走ります。自分が無力であることは分かっていても、彼女を一人にはできなかったんですね。
みどりは、覚悟を決めていました。自分がやるしかない、と。
男性たちも、英雄も、そしてみどり自身も、分かっていたはずです。死ぬ危険性があるということを。
みどりは、最後までたった一人で戦いました。そして、彼女の健闘のおかげで、巨大隕石の直撃は免れたようです。
しかし、その被害は莫大でした。真正面でその衝撃をうけたみどりは、傷だらけで倒れています。
英雄が駆けつけると「リップ忘れちゃったから……ガサガサでごめんね」と力なく笑いました。
直後、がくっと頭が落ちてしまいます。英雄の背中からわかるのは、優しくキスをしたことだけ。
そして……。
≪はやく帰ろうぜ≫
最後のキャプションが意味するものとは、一体……。結末は、みなさんの想像にお任せしましょう。
出演している女の子にご注目!
「みどり」と呼ばれる主人公の女子高生。彼女の純朴な笑顔、がストーリーに一層の哀しさを生んでいます。
透明感があってとっても可愛らしい女の子ですよね。
筆者、ド・ストライクです。(どーでもええ!)
そんなみどりを演じていたのは、タレントの小室ゆら(コムロ ユラ)さんです♪
筆者、ショートカットが似合う女の子……大好きです……ッ!!(だから、どーでもええ!)
現在は、バラエティー番組でレポータを務めながら映画にも多数出演し、女優としても活躍中の彼女。
今後ドラマや映画などで目にする機会も増えてくるかもしれませんね♪
下記に小室ゆらさんのプロフィール概要をリンクしておきますので、気になった方はそちらからチェックしてみてください( ^^ )
STARDUST - スターダストプロモーション制作3部 - 小室ゆらのプロフィール
スターダストプロモーション制作3部による小室ゆらの公式プロフィールページ。出演情報、スケジュール、グッズ通販などの最新情報はこちらから。
歌詞にフォーカス!
ああ どうか 僕に力をください
出典: HEROES/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
この力とは、英雄にとってはみどりを守る力だったかもしれません。
じゃあ、あなただったら?
誰かを笑わせる力、幸せにする力、あるいはみどりのような超能力、はたまた人を自由自在に操れる能力……。
人それぞれ望む力があると思います。
いつまでも負けちゃいらんないよな これからは僕が君を
笑わせるなら 守れるなら 僕はHEROになれるかな?
出典: HEROES/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
”僕はHEROになれるかな?”
ヒーローのイメージって、どんなものでしょうか。
イメージだけで言えば、スーパーマンのように危険から守ってくれる存在、ピンチから救ってくれる存在というのが思い付くかなと思います。
でも、私たちの日常ではそんな場面なんて滅多にありませんよね。
また問いかけになりますが、では、あなたにとって「HERO」とはどういう存在でしょうか?
誰かを想い想われ そんなとき幸せと感じてる
なりたい自分はほら 君に誇れる僕だと気付いたよ
強くならなくちゃ
出典: HEROES/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
この楽曲では、”HERO”がどんなものであるかが定義されています。
それは”君に誇れる僕”です。
筆者は、本当に素敵な”解”だと思っています。
アニメや映画などに登場するヒーローの姿は、誰にとってもかっこよくていざという時に守ってくれる強い存在ですよね。
でも、彼らもまたひとりの人間です。世界や市民を守るという使命もありますが、特別に守りたい人がいるのも確かです。
私たちの生きる世界には、巨大隕石が落ちてきたり怪獣やエイリアンが攻めてきたりなんてことはありません。(今のところ)
でも、誰しも「守りたい人」はいるのではないでしょうか。
言い方を変えれば、”君に誇れる僕”でありたいと思う人がいるのではないでしょうか。