【2019年に流行るバンドはコレ！】おすすめ人気ランキングTOP10！早めに押さえて音楽通になろう！

あとサバプロはデスボイス混じりのラウド系という点ですね。

個人的にアンビエントなファルセットのD.A.N.がいいくらいなので、基本的にデスボは無理です。

そのため最初に「found & lost」を聴いた時はいったん保留状態でした。

ところがアニメ「BANANA FISH」のエンディングテーマ「RED」を聴いて、一転。

こんなに切ないデスボイスがあるものだろうか……と涙しました。

その後「found & lost」を改めて聴いてみると、やっぱり音楽としての完成度が高いワケです。

これは流行るはずだと納得しました。いや、もっと流行るでしょう！

このようにデスボがOKになるケースもありますので、「RED」から入るのも1つの方法です。

サバプロに続く1位はKing Gnu（キングヌー）です！この並び……と気づいた方もいるでしょう。

そう、2018年は吉田秋生大先生の「BANANA FISH」がアニメ化された年でした。

しかも、アニメ「BANANA FISH」の音楽はMONDO GROSSO（モンド・グロッソ）の大沢伸一さん。

漫画の世界観を忠実に映像化するよう、気合いの入った人選であることが伝わってきました。

そうなると主題歌も多大なる期待に応えられるアーティストでなければならないわけです。

半年2クールに及ぶ放送でしたが、1期のオープニングテーマがサバプロの「found & lost」。

そして1期のエンディングテーマがKing Gnu「Prayer X」でした。

前述のとおり、サバプロ「found & lost」は保留状態だったので、キングヌーに集中です。

「一体全体～」ってふざけてる？「ならば」の高音から低音への切り替え方法は？と謎だらけ。

いろいろ調べてみると……。

ツインボーカルの常田大希さんと井口理さんは東京藝術大学でそれぞれチェロと声楽を専攻。

作詞作曲担当の常田大希さんはクリエイティブレーベル「PERIMETRON」を主催されています。

前身バンドSrv.Vinci（サーヴァ・ヴィンチ）ではトンガリまくっていたことがわかりました。

これはアヤシイ！ただ事ではない！とキングヌーの「Flash!!!」を聴いてみました。

「Prayer X」をD.A.N.とすると、「Flash!!!」はサバプロ！くらいの振り幅の大きさです。

常田大希さんの巻き舌は椎名林檎嬢を彷彿とさせ、井口理さんの声の種類の多さに驚きました。

そして「全ては冗談」だと知って納得！つまり確信犯的に作詞作曲しているのですね……と。

そしてキングヌーの「Vinyl」（ビニール）を聴いてどっぷりハマりました。完全に音遊び！

リズム隊のルーツはブラックミュージックにあり、変拍子が随所に散りばめられています。

それでも初期の椎名林檎嬢のような歌謡曲（J-POP）になっていて、大人っぽい歌詞です。

ただし、この大人っぽい歌詞も冗談であり、遊び！というところがポイントになります。

実はボーカル＆シンセの井口理さんは短編映画「ヴィニルと烏（からす）」に出演。

俳優としても活動していて、曲名はこの映画タイトルと関連があると考えられます。

そういうことだったのね……と安心した方もいるのではないでしょうか。

もちろん大人っぽい意味を連想するように仕掛けられた冗談であり、遊びなわけですが……。

ストレートに大人っぽいだけではない……とわかると、キングヌー凄い！と感心するでしょう。

King Gnuの場合はまずバンド名。キング・グニュ？と読むと、そこで挫折する恐れがあります。

キングヌーと読めれば大丈夫！

ヌーは春に集団移動する、アフリカの牛っぽい動物。盛大に群れましょう！という意味です。

2017年10月にキングヌーは1枚目のアルバム「Tokyo Rendez-Vous」をリリースしました。

「Vinyl」も収録されており、次第に群れるように注目を集めましたが、実はこれインディーズ。

2019年1月16日リリースの「Sympa」（シンパ）がメジャーデビューアルバムになります。

レーベルはソニー「アリオラジャパン」。収録曲は「Flash!!!」「Prayer X」のほか……。

「Slumberland」（スランバーランド）が先行配信中ですが、MVはまだ公開されていません。

さらに「It's a small world」も収録されます。