彼は何かを始めるのに対して、しり込みしてしまうタイプなのでしょうか? 最初の一歩が出ずらいと言うケースはよくありますが、それでいて社会のつまらないルールはすぐに変えられると思っていた…過去の自分を恥じている様子がうかがえます。

君に話した言葉は どれだけ残っているの?
ぼくの心のいちばん奥で から回りしつづける

出典: https://twitter.com/sugasikao_kasi/status/917917478054850560

あの時、彼女に言った言葉の数々…今も彼女はどこまで覚えているのでしょうか?そして、その言葉を言った彼にも少なからず後悔もあったのでしょう。でなければ、いつまでも心の中で言葉が空回りすることはないでしょう。

サビ部でこの歌のメッセージが明らかに!

そして迎えたサビ。ここでこの歌に込められたメッセージが明らかになります。

あのころの未来に 僕らは立っているのかなぁ…
全てが思うほど うまくはいかないみたいだ
このままどこまでも 日々は続いていくのかなぁ…
雲のない星空が マドの向こうに続いている
あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ…
夜空のむこうには もう明日が待っている Woo……

出典: http://j-lyric.net/artist/a002907/l000049.html

結果的に別れの道を選んだけれど、あのころに描いた未来に僕と彼女は立っているのかな…と空想し、「すべては思うようにいかない」と世の中の摂理をかみしめているようにも思えます。

そして、あのころよりも少し大人になったからこそ、そうした人生の悲哀も感じ、次のステップに進もうとしていることも窺えます。そんな彼の少し大人になっていく様子が夜空のむこうの明日にあるというように表しているように思えます。

主人公の男性はいまだ立ち直れず

これが失恋の心の痛みなのか

主人公の男性は、あの日のことが脳裏から離れず悶々としているようです。

別れの日が過ぎてからどうやら季節は再び、冬を迎えているようです。

この1年という歳月が早かったのか短かったのか。

主人公にとったら恐らくあっという間の時間だったでしょう。

失恋がこれほど心の奥にポッカリと大きな穴をあけてしまうとは。

こんなに心が痛くなるとは夢にも思わない主人公だったのです。

新しい出会いと夢を求めるチャンス

確かに失恋はつらく悲しいものです。

それまであった幸福感や満足感が音をたてて崩れていきます。

人を信頼していた気持ちがなくなり誰も信用できなくなってしまいます。

笑顔も感謝の気持ちも、全てなくなってしまいます。

結果、自暴自棄に陥り生きるエネルギーを失ってしまう

この歌詞に登場する主人公も恐らくそういった辛い経験をしたことでしょう。

しかし、人生というものはなくしてばかりではありません。

違った何かを得ることもできるからです。

今の主人公はまだ、心の痛手を十分、復活させられていないかもわかりません。

しかし、きっと近いうちにいいことが起こるでしょう。

前を向いてしっかり歩いている限り、恋愛の神様はきっとチャンスを与えてくれるはずです。

主人公も近いうちにそれを分かる日が訪れるでしょう。

別れの喪失感を表した名曲

「夜空ノムコウ」は若い2人の別れの模様を描写した名曲です。

この曲が取り上げているテーマは「別れ」。

しかし、そこにドロドロとした男女の恋愛模様は感じられません。

あるのはどこかすがすがしいくらいの透明感です。

確かに主人公が受けた心の痛みは想像に値するくらい辛いものがあります。

大好きだった女性が目の前から去っていった喪失感は並々ならぬものがあったでしょう。

しかし、主人公の描写からはうじうじとした恨みごとや泣き言は全く感じさせません。

逆に人を好きになることは、得るものと失うものとがあることを主人公は悟りました

きっと次の恋愛のときは一回り大きくなった自分の度量を相手にみせることができるでしょう。

冬が過ぎたら春がやってきます。

主人公の凍てついた心が氷解するのも間もなくです。

新しい出会いにワクワクしながら生きてゆくほうが素敵ですから。

最後に…

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いかがでしたか? 歌詞を噛みしめていくと、とても勇気の出る大人な楽曲だったことがわかります。昔を思い出してセンチになった時は「夜空ノムコウ」を改めて聴いて、勇気をもらっちゃいましょう!