【ハッピー・ジャムジャム】とはどんな曲?
国民的アニメのエンディングテーマ
【M・S・J】の【ハッピー・ジャムジャム】。
1997年12月10日に発売されたこの楽曲は、子供向けアニメに起用され注目を集めました。
この楽曲は同アニメの1997年から2007年頃までのエンディングテーマとして起用されていました。
その後もリメイクやアレンジが加えられ、使い続けられたことからも人気の高さを窺うことができます。
歌詞にはどのような想いが込められていたのでしょうか。
タイトルから読み解ける想い
タイトルは【ハッピー・ジャムジャム】。
日本語に訳すと、「幸福」と「愉快」という意味になります。
タイトルからも楽しげで明るく、元気溢れる楽曲だということが伝わってくるのです。
ポジティブな言葉は聴いているだけでも人を元気にする力を持っています。
ここからも、ポジティブな言葉を繰り返すことで元気になって欲しいという想いが伝わってくるのです。
小さな子供でも分かりやすいように作られた歌詞。
しかし細かく読み解いていけば、さらにこの楽曲の魅力が伝わってくるのです。
躍り出したくなるポップさ
楽しい感情を表に出したくなる
「ハッピー?」「ジャムジャム!!」
Yeah……Let's Dance!
出典: ハッピー・ジャムジャム/作詞:横山武 作曲:樫原伸彦
歌い出しのフレーズです。
タイトルにもなっているこのフレーズはキャッチーでとても印象的になっています。
幼い子供でも覚えやすく、ついつい言葉に出してみたくなるようなポップさ。
みんなが幸せになれる素敵な楽曲の始まりを指し示しています。
「楽しいなら踊ろうよ!」。
幸せな時や嬉しい時は、体がついつい踊り出したくなります。
良いことがあった時には、ウズウズして動き出したくなるものなのです。
始まりの歌詞からも溢れ出る喜びと高揚感が伝わってくる歌詞になっていました。
踊ると湧き出てくる元気
腰に手をあて
おしり フリフリ
みんな おいでよ ワンダーランド
出典: ハッピー・ジャムジャム/作詞:横山武 作曲:樫原伸彦
歌詞3行目で表している世界とは驚きと不思議が詰まった幸福な世界のことではないでしょうか。
そしてその世界へは簡単に行くことができるのです。
その行き方とは楽しんで踊ること。いろいろな悩みや問題は忘れて、思うがままに体を動かす。
すると落ち込んでいた暗い心も次第に、明るく元気になっていきます。
まるで今までの悩みのあった世界とは、別世界に来たような感覚が待っているのです。
この部分では楽しむことの大切さを感じ取ることができます。
楽しい気持ちが心を元気にし、周りを元気にし、世界を元気にしていくのです。
この歌詞から伝えたかった想いがみえてきました。
それは自分の考え方1つで世界は、幸せにも不幸せにもなり得るのだということではないでしょうか。
好奇心が体を突き動かす
ときめき だいすき
出典: ハッピー・ジャムジャム/作詞:横山武 作曲:樫原伸彦
自分の心の中で感じるキラキラとした感覚。
興味のあることや、楽しそうだと感じることを見たり聴いたりするとワクワクしてくることがあります。
それこそが好奇心であり、夢であり、幸せなのです。
いつもとは違うその特別な感覚の赴くままに、やりたいことをやってみることが大事だといっています。
特別な感覚を抑え込んだりせずに、受け入れてあげる。
自分の中でその感覚としっかり向き合っていけば、必ず良い方向へ動き出していきます。
この歌詞ではワクワクとキラキラが混ざったような感覚こそが楽しむために必要な感覚だと伝わってきました。