どんな状況、どんな場合でも自分を受け入れてくれる。

無条件の優しさでいつでも待っていてくれる人、場所。

だからこそ全てをさらけ出して飛び込むことができるのでしょう。

意地をはってなかなか謝ることができない時ってありますよね。

自分を大きく見せようと見栄をはってしまうこともあるのではないでしょうか。

そのほか、疲れているのに元気なふりをする。

悲しいのに無理して笑ってみせる。

そんなことを繰り返していくうちに心はどんどんすり減っていきます。

本当はそうではないんだと言いたいのに、なかなか言いだせませんよね。

でも人ってそんなには強くないものです。

自分を見つめ直し自分を取り戻せる場所ってとても大切ですね。

記憶に刻まれた歌

忘れられない歌がそこにある
手と手をつないで口ずさむ
山も風も海の色も
ここはふるさと

出典: ふるさと/作詞:小山薫堂 作曲:youth case

学校からの帰り道、大声で友達と歌いながら帰路についた思い出が蘇ります。

放課後、お気に入りの曲を聴きながら過ごした時間。

特別な日を彩ってくれた歌はくっきりと記憶に残っています。

そして今でも何とはなしに口ずさんでいる、そんな歌があるはずです。

歌はタイムマシーンとなって思い出の場所へと誘ってくれます。

ただ歌をうたうだけ

でもそれだけで楽しかった時期がありました。

分け隔てなく素直にすぐに打ち解けあえた自分がいました。

開発が進みふるさとの町の様子は変わってしまったかもしれません。

過疎化によって人口が減っているかもしれません。

それでも山、海、そして風の記憶は、はっきり残っているのです。

自然の中の情景が示すもの

朝焼け空に見つけた星

朝焼け色の空に
またたく星ひとつ
小さな光が照らす
大いなる勇気

出典: ふるさと/作詞:小山薫堂 作曲:youth case

夜が明け空が白む頃に星をみつけました。

星は太陽の光にのみこまれ、消えかかりそうになっています。

でもそんな小さな光でも私たちを照らしてくれている。

そして必ず誰かがあなたの勇気を感じてくれていることでしょう。

だから安心して自信を持っていいんだよ。

そんな風に人に勇気を与えてくれるフレーズです。

何気ない日常にも

何気ない日々の中に
明日の種を探せば
始まりの鐘が響く
いま 君のために

出典: ふるさと/作詞:小山薫堂 作曲:youth case

毎日代わり映えのしない平凡な日々の繰り返しかもしれません。

でもそんな何気ない暮らしの中にも幸せは沢山転がっています。

そして明日という日は必ずやってきます。

だからこそ勇気を持って一歩踏み出してみよう。

始まりの鐘はそのことを象徴しているようです。

背中をトンと押してくれる場面ですね。

自然から学ぶ

雨降る日があるから虹が出る
苦しみぬくから強くなる
進む道も夢の地図も
すべては心の中にある

出典: ふるさと/作詞:小山薫堂 作曲:youth case

私たちは自然から学ぶことが多いような気がします。

雨と虹の関係はまさしく生きていくうえでの教訓

人生には辛いこと大変なことが沢山ありますよね。

だからこそ、ただ苦しむだけではなく苦しみぬくから強くなると。

そう、苦しみから逃げずにとことん向き合いなさいということでしょうか。

もがいた分だけ人は強くなれるから。

これから進もうとしている道や夢についても自分の地図であると言っています。

そしてあえて口にして言わなくても、それは心にしっかり持っていればいい。

自分はちゃんとわかっているんだから大丈夫だよというメッセージです。

何等かの迷いが生じている人に届いて欲しいという願いが込められている気がします。

この歌を聴いて自信を持って前に進んでいけるのではないでしょうか。

それぞれのふるさと

嵐【ふるさと】歌詞に込められた意味を徹底解説!曲が作られた理由とは?世代を超えて伝わる魅力を紐解くの画像

助けあえる友との思い出を
いつまでも大切にしたい
進む道も夢の地図も
それは ふるさと
僕のふるさと

出典: ふるさと/作詞:小山薫堂 作曲:youth case