NHKドラマ10主題歌
「透明なゆりかご」主題歌
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本記事では「Chara」の『せつないもの』を掘り下げていきます☆
この『せつないもの』はシングルカットはされていません。
1997年に大ヒットを飛ばしたアルバム「Junior Sweet」のラストに収録されている楽曲になります。
このたびこの『せつないもの』がNHKドラマ10「透明なゆりかご」の主題歌に決定しました♪
このドラマは産婦人科医院が舞台。
Charaの『せつないもの』はイメージとして”子守唄”。
まさにこれ以上ない主題歌といえます。
この楽曲、演奏はピアノのみです。
そしてCharaの消え入りそうなハスキーヴォイス…。
大人が聴いてもしっかりと子守唄になってしまうから不思議です。
もろもろのお話は、後述することとしまして…。
まずは『せつないもの』の歌詞の世界を覗いてみましょう☆
動画も併せてご紹介します。
『せつないもの』
歌詞短い・・・
手に手に手にし なきたいもの。
あなたのムネに 高まるもの。
みえないからせつないのよ。
目に目に目にし こぼれるもの。
せつないもの。
出典: せつないもの/作詞:CHARA 作曲:CHARA
短っっ!!
とお思いでしょう。(笑)
だってイメージは子守唄ですから。
長たらしくないんです。
じゃあ意味は?
意味はちゃんとあります。
短すぎて少々解釈が難しい所ではありますが。
愛しいもの
曲調が少し、童謡の「きらきら星」に似ていると思いませんか?
筆者はすぐにそう思いました。
そして”手に”という歌詞と”目に”という歌詞を3回ずつ繰り返しています。
これは非常にCharaっぽい表現といえますね。
あえて難しい言葉を使わず、少し幼稚な表現で聴く人のイメージを駆り立てるのです。
「最上級」
どんな意味かというと、それぞれ”手にする”と”目にする”という事になります。
ですがこれを3回ずつ繰り返す事で、深い意味を持たせています。
「最上級」の表現をしたいのではないでしょうか。
そう解釈すると、最初の”手にする”は「大事に」という言葉が頭に付きます。
言い換えると「大事に抱える」イメージ。
とても大事に手にする=大事に抱きかかえるという事になります。
それでは”目にする”はどういう事でしょうか。
簡単に言ってしまうと「見つめる」という事になりますが、やはりここでも最上級の表現をしたいんですね。
頭に「愛おしい」が付くような気がします。
「愛おしく見つめる」そんな解釈ができるのではないでしょうか。
目に入れても・・・
よくおじいちゃん・おばあちゃんが、お孫さんに対して「目に入れても痛くない」と表現をしますよね。
”目に目に目にし”のくだりはそんな感情を表現したものだと思います。
大事にこの手に抱きかかえられた赤ちゃん。
感動で胸がいっぱいです。
嬉しいのになぜかあふれ出す涙。
生まれてきてくれてありがとう。
そんな言葉と共に歓びの涙を流します。
この手の中にいる赤ちゃんはまだとても小さいです。
小さくてもこの手の中で必死で産声を上げる我が子。
とてもドラマチックな出来事です。
そんな我が子を目の当たりにして母親は感じます。
小さい身体で必死で生きようとする力強さ。
そして儚さです。
子供を産む母親というのは、皆必ずこの様な感情が沸き起こっているはず。
そんな場面が解釈できるのではないでしょうか。
筆者なりの拙い解釈ですが、皆さんならどう解釈しますか?
この短い歌詞に、筆者はそんな一場面が浮かびました。
この『せつないもの』は1997年のリリースなので、もちろん書き下ろしではありません。
なのになんでしょうかこのフィット感は。
そのドラマのためにあるといってもいいぐらいしっくりきていますよね♪