吉澤嘉代子
妄想系シンガーソングライター
路上ライブなどを経て2014年5月、「変身少女」をリリースしメジャーデビューしたシンガーソングライターの吉澤嘉代子。
そんな彼女、巷では「妄想系シンガーソングライター」なんて呼ばれています。
何故そう呼ばれるようになったかと言うと、それは彼女の独特の作曲方法からでした。
吉澤は、多くの曲の中に架空の“物語”を作り上げ、曲の中の主人公になり切って歌うことを得意としています。
たとえば「地獄タクシー」ならば夫の首を持って逃避行へ行く未亡人に、「月曜日戦争」なら銀行勤めのOLに、という具合です。
曲の中で変幻自在に自分を変化させる彼女だからこそ、「妄想系」なんて呼ばれるんでしょうね。
そんな通り名は、彼女の創造性の豊かさを褒め称える名誉の呼び名でもあります。
図書館の妄想
そんな吉澤の創作のルーツとは何でしょうか?
実は彼女、小学校5年生の頃から不登校になってしまった経験があります。
その後中学2年生までほとんど学校に行っていないという彼女は、日中の、ひとのいない図書館で多くの時間を過ごしたそう。
妄想系シンガーソングライターの基礎は、昼間の図書館の本棚の森の中で育まれたのかもしれません。
ルーツミュージック
そんな彼女が幼いころから慣れ親しんできた音楽家といえば、井上陽水。
日本屈指のシンガーソングライターである彼の音楽にも、強い物語性を感じます。
父親が井上陽水の大ファンであったことから、ごく当たり前に聴いてきたのだそうです。
新バンド結成!
そんな彼女、この度新バンドを結成することが伝えられました。
メンバーは吉澤嘉代子、弓木英梨乃(KIRINJI)、DJ松永(Creepy Nuts)、ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)。
なんと全員が1990年生まれの同級生だそうです。
ご覧の通りの実力者揃いですし、今からそのサウンドが楽しみですね。
さて、どんな化学反応が生まれるのでしょうか?