第5位に輝いたのは、つじあやのさんが歌う「風になる」です。
「猫の恩返し」の主題歌として起用されています。
つじあやのさんといえば、ウクレレを弾きながら歌うミュージシャンです。
なので、この楽曲も優しいウクレレの音色が入った爽やかテイストのサウンドになっています。
実はシングル曲としてリリースされたCDには、2パターンの「風になる」が収録されているんですよ♪
ひとつは、明るくて賑やかなアレンジの通常バージョン。
そしてもうひとつは、映画の主題歌用として編曲したアコースティックバージョンです。
どちらもそれぞれの良さが出ているので、気になる方はぜひ聴き比べしてみてはいかがでしょうか。
穏やかで柔らかい歌声と歌詞
陽のあたる坂道を 自転車で駆けのぼる
君と誓った約束 乗せて行くよ
ララララ 口ずさむ くちびるを染めて行く
君と出会えた しあわせ祈るように
出典: 風になる/作詞:つじあやの 作曲:つじあやの
1度聴いたら頭から離れなくなるような楽曲「風になる」。
曲調や歌声がとても穏やかで、柔らかい雰囲気です。
そして注目したい歌詞ですが、これは「猫の恩返し」とリンクする部分がたくさん。
その中でも4行目の部分は、作中に登場する猫の「バロン」だと連想できます。
主人公の少女が大人に成長するような場面が思い浮かぶようです。
【第4位】風の谷のナウシカ
実は映画の中では一度も流れない楽曲だった!
第4位に輝いたのは、安田成美さんが歌う「風の谷のナウシカ」です。
同名の映画「風の谷のナウシカ」の主題歌として起用されています。
実はこの曲、主題歌であるにも関わらず映画の中では一度も流れません!
この歌は当時、映画を宣伝するCMで流れており映画館ではなく、テレビを通して知った方が圧倒的に多いのです。
映画の主題歌というと、映画の中で流れることがほとんど。
なので、この「風の谷のナウシカ」という曲はかなりイレギュラーなタイプの主題歌といえるでしょう。
強い女性を歌った楽曲
風の谷の ナウシカ
眠る樹海を 飛び超え
青空から 舞い降りたら
やさしく 抱きしめて
出典: 風の谷のナウシカ/作詞:松本隆 作曲:細野晴臣
「風の谷のナウシカ」の主人公であるナウシカという女性を歌った楽曲。
強く優しい女性であるナウシカは、風を読んで操り、ともに生きています。
抜粋したこの場面は、その様子がよく出ている歌詞部分です。
「風の谷のナウシカ」という楽曲は、ナウシカの強さや優しさを知ることができます。
【第3位】ルージュの伝言
映画のオープニングを持ち上げてくれるユーミンの楽曲!
第3位に輝いたのは、松任谷由実さんが歌う「ルージュの伝言」です。
「魔女の宅急便」の主題歌として起用されています。
ほうきに乗って故郷を旅立った主人公・キキは、修行先の街へ向かう途中でラジオをかけます。
そのラジオから流れてくる曲がこの「ルージュの伝言」です。
とても陽気な楽曲となっており、映画のオープニングを盛り上げてくれている名曲ですね!
しかし、その歌詞の内容をよく見てみると、なんと浮気された女性の歌であることが分かります。
正直、映画の内容とは一切関係のないこの歌詞。
それにも関わらずなぜこの曲が主題歌になったのでしょうか。
その理由はとても簡単で、映画のプロデューサーである鈴木敏夫さんが松任谷由実さんの歌声に感動したから。
ただそれだけです。
初めは映画用に主題歌を作っていたそうなのですが、いい曲ができないと相談した松任谷由実さん。
その相談を受けた鈴木敏夫さんが独自のセンスで選んだのがこの楽曲なのでした。
確かに、旅立ちの時のワクワク感を盛り上げるようなサウンドではありますね!
おしゃれでカッコイイ楽曲
あのひとの ママに会うために
今ひとり 列車に乗ったの
たそがれせまる 街並や車の流れ
横目で追い越して
出典: ルージュの伝言/作詞:荒井由実 作曲:荒井由実
「魔女の宅急便」の主人公であるキキが、またがるホウキの先に吊るしたラジオから流れた楽曲。
それが「ルージュの伝言」です。
そんな楽曲の中でも、1番印象に残りやすい部分をピックアップしました。
最初から最後まで、キキの心が弾む様子を表したかのような曲調。
この楽曲を聴いた人はきっと、リズムに乗ってしまうでしょう。
それくらい楽しさが感じられる楽曲です。