変わるもの、変わらないもの
愛が僕を変えた 「人を愛する」 そんな気持ち
分かったフリして笑った自分なのに
愛が僕を変えた 争い合い 傷つき合い 繰り返す儚すぎる世界なのに
出典: 愛へ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
僕は愛によって変わりました。
背伸びをして知った気になっていた僕を変えてくれました。
しかし現実世界はラブアンドピースがまかり通らないもの。
僕が愛を知ったからといって世界が変わることはありません。
愛とともに生きる決意
愛が僕を変えた そんなことさえも どんなことさえも
癒してくれる この世さえも
ありがとう ありがとう これから僕は愛に生きてゆくんだろう
出典: 愛へ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
背伸びをしていた僕のことを慰めてくれるのは愛。
そして、愛は残酷な現実を変えることはできないけれど、癒やすことができるのだと知りました。
そしてまた感謝を2回。
僕は愛を与える存在、つまり歌で心を伝える存在として歩んでいくのだろうと見通しました。
「愛へ」Cパート
ついに僕は愛を歌い、愛を伝えます。
たたみかけるような英詞と、叫び続けるコーラスに注目です。
僕の目に映る世界
(OH- 愛へ 想い届け OH- 愛へ 心響け OH- 愛へ この声 OH- 愛へ お前に届け)
This world is turning red, crying out,
tears falling down upon us
All of our dreams, never wanna believe, broke into peices
出典: 愛へ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
僕が儚んでいた世界とは、具体的にどんな世界だったのでしょうか。
たとえばこの曲が収録されたアルバムがリリースとなったのが2003年です。
遡ること2年、2001年にはアメリカで同時多発テロがありました。
炎に包まれた空と泣き叫びながら走る人々、まるで映画のワンシーンであるかのように思ってしまう光景。
それが事実として世界中に発信されました。
僕=野田洋次郎はそれを目にしたのかもしれません。
そして誰もが望む「愛にあふれる世界」が崩壊してしまった、と感じたのでしょう。
純粋で幸せすぎた頃
I'm here, whising the world would shine again as it was in those days
The days we didn't know what is like to fear or grudge or hate
出典: 愛へ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
世界が崩れ落ちるような出来事があっても僕は生きています。
できることなら過去の平和な世界に戻って欲しい。
でもそれは「あの頃の僕ら」が見ていた世界であり、一見明るく感じたのは影が強すぎたからなのかもしれません。
僕が望んでいるのは、影を見て見ぬふりをする世界ではなく、影が存在しないひたすらに明るい世界。
負の感情を知らなかったあの頃のように、負の感情なんて必要のない世界を求めているのでしょう。
自信に満ち溢れる僕
la- la- la- la- la- la- la- la- la- la- la-
There's a wish that I want it to become
sha- la- la- la- la- la- la- la- la- la- la-
gather all our hearts and shine as one
出典: 愛へ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
【和訳】
僕の愛で僕らの心をひとつにして輝かせたいと願っている