悲嘆

自由とは何?
あなたがくれた痛みが
愛かもしれないとひとりで期待してた
僕を淘汰する
シャーデンフロイデは要らん
態とらしいドラマティックには飽きた
discordに耽美して

出典: asphyxia/作詞:中村未来 作曲:中村未来

「悲嘆」の言葉がこれほど似合う歌詞もないでしょう。

不幸に満ちた単語に思わず目を向けてしまいますね。

ちなみに、シャーデンフロイデとは簡単に言うと「他者の不幸を喜ぶ感情」のことを意味します。

「不和を美しい」と思うのも、そのような感情が向けられて心がすさんでしまった結果でしょう。

自虐

不条理”仕方ない”なんて
いつまで言えるのか
どれだけ諦めれば気が済むんだろう
笑える

出典: asphyxia/作詞:中村未来 作曲:中村未来

自分に降り注ぐ「不条理」に対して、耐えられなくなった姿がここでは描かれていますね。

自分の姿に思わず笑ってしまうほど、絶望の淵に立たされています。

受諾

壊れても生きて期待外れのendroll
何度も折れた心で僕は続く
息を吸う毎に錆びていく体だから
剥がれ落ちる僕も認め戦うだけだ」
elegyに少しも表情(かお)を変えず
夜の中息をはじめる

出典: asphyxia/作詞:中村未来 作曲:中村未来

不条理な現状を受け入れていましたね。

全てを失って空っぽになっているのかもしれません。

そして、ここで終わりの括弧が付けられています。最初にも括弧があったので、この曲の大部分は現状を受け入れるまでの自分との会話だったのでしょう。

明るい場所へと引っ張られるのでもなく、暗闇の中を進んでいくという終わりとなりました

MV

こちらは、asphyxiaのPVとなっています。

東京喰種を読んでいる方ならよく分かると思うのですが、花が開くシーンは東京喰種の世界観と重なりますね。

非常にカッコいい高速演奏と透明感のある中村未来の歌声が見事に光っています。

最後に

asphyxiaの歌詞、いかがでしたでしょうか。

これだけで、Cö shu Nieがいかに独創性に溢れているかが分かりますね

そして、この曲は東京喰種:reを読むもしくは観ることでよりダイレクトに意味が伝わってくるでしょう。

これからのCö shu Nieと石田スイの活躍を応援したいと思います!

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