映画『ここは退屈迎えに来て』の主題歌

フジファブリック【Water Lily Flower】歌詞の意味とは?”離さないで”の真意が知りたいの画像

2019年がデビュー15周年というフジファブリック

「Water Lily Flower」は2018年10月3日リリースのミニアルバム『FAB FIVE』収録曲です。

あまりの美しさに聴くだけで癒される!と話題のこの楽曲

MVはこちらです。続いてネタバレ有りで解説しますので、その前にじっくりご覧ください♪

フジファブリック/Water Lily Flower

ベースの加藤慎一さんがカメラマン、キーボードの金澤ダイスケさんがサラリーマン。

ギターボーカルの山内総一郎さんがシェフに扮したストーリー仕立てになっています。

山内さんがバンドメンバー募集の告知を貼り、加藤さんと金澤さんが応募したようですね。

最後に登場する屋上の看板の絵は池に浮かんだ3輪の睡蓮(スイレン)

「Water Lily Flower」です。

もしフジファブリックの3人がミュージシャンではなかったとしてもバンド仲間になる物語。

今を生きる大人の輝きが見事に表現されています。

映画の主題歌

ただMVの主役は俳優の成田凌さんフジファブリックの3人はあくまでカメオ出演です。

実は「Water Lily Flower」は映画『ここは退屈迎えに来て』の主題歌になっています。

2018年10月19日全国ロードショーの廣木隆一監督作品。

主演の橋本愛さんのほか門脇麦さんや成田凌さん、黒猫チェルシーの渡辺大知さんもご出演。

このうち成田凌さんが映画の役のまま別の物語でMVに登場していたというわけなんです。

その映画の予告編はこちら♪

山内さんは実際に映画の撮影現場を訪れて「Water Lily Flower」を作詞作曲されたとか。

映画の内容が反映された楽曲に仕上がっていることが伝わってきます。

サントラも担当

フジファブリック【Water Lily Flower】歌詞の意味とは?”離さないで”の真意が知りたいの画像

『ここは退屈迎えに来て』という映画でフジファブリックは劇伴も担当しています。

そのサウンドトラックもオリジナル・コンピレーション・アルバムとして10月3日に発売。

「Water Lily Flower」収録のミニアルバム『FAB FIVE』と併せて聴きたいですね。

影の主役

フジファブリック【Water Lily Flower】歌詞の意味とは?”離さないで”の真意が知りたいの画像

フジファブリックが主題歌もサントラも手掛けた映画『ここは退屈迎えに来て』。

原作は山内マリコさんの同名デビュー小説。8つの短編集です。

基本は切ない青春モノですが、アマゾンの「なか見!検索」を立ち読みするだけでも大爆笑!

10代、20代、アラサー女性が登場するオムニバス作品なので、どの世代も共感しやすいでしょう。

男性は成田凌さん演じる椎名くんという影の主役にドキッとさせられるのではないでしょうか。

影の主役とは、映画『桐島、部活やめるってよ』の桐島が登場するパターンだということ。

「Water Lily Flower」の歌詞を紐解くには実体のある影の主役、椎名くんの存在がとても重要!

これから歌詞を解説していきますが、このポイントを頭の片隅に置いておいてください♪

歌詞を解釈!映画の内容が反映されている?

フジファブリック【Water Lily Flower】歌詞の意味とは?”離さないで”の真意が知りたいの画像

望遠で見るとは?

轟音はカーテンを揺らす
雲は空を隠してる
望遠で見ていた頃とは
どこかが違ってたんだよ

出典: Water Lily Flower/作詞:山内総一郎 作曲:山内総一郎

「Water Lily Flower」は透明感のある美しいギターのリフとコーラスで始まる楽曲です。

ところが第一声は「轟音」。しかも空が曇っているという描写が続きます。

実際のサウンドと歌詞の内容にギャップがありますね。

おまけに「過去とは違う」という嘆きまで飛び出します。

ただ誰がどこで何をしている状況なのか?はさっぱりわかりません。

いったい何が轟音をたてているのでしょうか?望遠で見るとはどういう意味なのでしょうか?

その答えは映画『ここは退屈迎えに来て』にありそうです。