唯一無二の世界観
独自の路線を猛進中
病み可愛いアイドルをコンセプトとする『ぜんぶ君のせいだ。』
従来のアイドルの既成概念を覆す作品が好評を博しています。
今回紹介する【唯君論】。
2018年リリースの4thフルアルバム【NEORDER NATION】の収録曲として制作されました。
2019年には、新体制でのリスタートに伴い、再集録した【唯君論。】を発表。
合わせて、ミュージックビデオが公開されました。
盛り上がり必至の【唯君論。】は、ワンマンLIVEの鉄板曲に。
ファンの間では、【唯君論。】と【唯君論】、両方の魅力が再確認されているようです。
溌溂とした掛け声でスタート
愛aiアイ相愛鎖ー!
出典: 唯君論/作詞:水谷和樹 作曲:水谷和樹,syva
冒頭の「愛~!」という掛け声。
なぜ英語・カタカナ・漢字を組み合わせて、「アイアイサー」を表現しているのでしょうか。
それは、異なる個性を持ったメンバー4人で『ぜんぶ君のせいだ。』が構成されているから。
みんな違う才能を持っているからこそ、唯一無二のアイドルユニットとして輝きを放っているのです。
それぞれ違う人間でもメンバー同士は相思相愛!鎖と呼べる絆でつながっている!
文字1つ1つからメンバーの結びつきが伝わってきます。
同時に、ユニットとファンの縁が示されているようです。
私とあなたは違うけど理解し合える。さあ今を楽しもう。
ファンを大切にする『ぜんぶ君のせいだ。』の姿が想起されます。
正反対の2人
情熱的なリーダー
(赤)曲がった事苦手ちらい
情念にも似た想い
尖った物言いは気合い
燃え盛る、でも泣きむし
出典: 唯君論/作詞:水谷和樹 作曲:水谷和樹,syva
Aメロの前半は、赤色担当・如月愛海さんのパート。
卑怯を絶対に許さない。気合と情熱で逆境をはねのけてやる。
『ぜんぶ君のせいだ。』のリーダーを務めている彼女の気質が表されています。
男勝りな性格ではあるものの、「泣きむし」の一面もあるようです。
このギャップが彼女の魅力の1つなのかもしれません。
ふいに弱い部分を見せられると、ドキッとしますからね。
ましろさんの内面を実感
(白)喰らったのは音と言葉
金色を振り乱せば
Bullet然光るギラリ
ぶち撒けるこれ舞台
出典: 唯君論/作詞:水谷和樹 作曲:水谷和樹,syva
Aメロの後半は、白色担当・ましろさんのパート。
一時期、彼女は、自宅に引きこもりがちになっていました。
そのような時、アニメの言葉や音楽がきっかけで踏み出す勇気を得たそうです。
その経緯を歌詞の「喰らった~言葉」が示唆しているのではないかと推測できます。
引きこもりを卒業した後、彼女はステージで歌うことに憧れを抱き始めました。
ライブでの彼女は、金色の髪の毛を振り乱し、全身全霊でパフォーマンスを披露しています。
クールな表情を見せつつ、自身の思いを爆発させているのです。
歌詞を読み解く中、彼女の内面を窺い知れます。