自分らしい方向へ
やっぱり「BABY」はトーフさん自身の心情ソングなのかもしれません。
メジャーアルバム2作品のように派手な方向性で遠くに行ったところで身動きがとれなくなる。
ピエール瀧さん路線(※注:あくまで例えです)で笑ったふりをしながら泣いていたリスナー。
「優しいね」と思うトーフさん……。
つまり「君」や「BABY」とは「リスナー」のこと。
サビの「君だけを見て導かれる」とは「リスナーの反応を見て本来の自分らしい方向に進む」こと。
「BABY」という楽曲やその収録アルバム『FANTASY CLUB』のように。
これでも意味が通じてしまうほど抽象的でわからない歌詞であることには違いありません。
もちろんこれが正しい解釈かどうかはわかりませんし、わかったふりもできませんが……。
わからないけどドキドキする
ラストもサビのリフレイン。最後の最後までわからないラブソングでした。
実は「BABY」を含む『FANTASY CLUB』というアルバムはトーフさん自身がわからなさと向き合った作品。
これでいいのかわからないという心情がそのまま吐露されています。
「BABY」では「不器用な男が恋をした」ようなイメージが抽象的に描かれているだけ、が正解です。
ドキドキは今以上
ドキドキしたいならこれを
ワクワクする瞬間このときを
わすれないで
わすれないで
出典: LOST DECADE feat.南波志帆/作詞:tofubeats 作曲:tofubeats
「BABY」はインディーズアルバム『Lost Decade』の表題曲と併せて聴くとさらに意味深です。
どんなアーティストでも結局ファーストアルバムが好きなんだよね。
と感じることはありませんか?
ミュージシャンの初期衝動はドキドキやワクワクに満ちたもの。
トーフさんの場合は『First Album』の前に『Lost Decade』があります。
そして「BABY」では「ドキドキは今以上」と歌われています。
ラブソングでありながらトーフさん自身の心情ソングでもある説。
この個人的な解釈が正しいか?はわからないままでしたが、ドキドキするグルーヴは続きます。
最後に
「BABY」は「不器用な男が恋をした」ラブソング。
でも実は難しいことを言っていたかもしれません。なんてわかったふりして笑って泣いて……。
こんなリスナーを見てトーフさんが導かれるのかと思うとドキドキせずにはいられません。
そんなトーフさんのことを詳しく知りたい!
と思ったら彼の魅力を解説した記事をチェックしてみてくださいね。
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