様々な方向から解釈できる歌詞

ファンの間でも論争が・・・

【JITTERIN'JINN/プレゼント】歌詞の深い意味を考察!プレゼントをくれる彼との関係は何?!の画像

“あなた”が“わたし”にくれたプレゼントを、ひたすら羅列するという個性的な曲。

心地よいスカビートで、この単調さが妙に癖になる歌です。

ポップな女の子目線の可愛いラブソング

ですが歌詞の中身は、ほとんど本当にひたすら“プレゼント”の内容。

感情的な言葉や表現は、あまり出てきません。

そのせいか、歌詞の真意はファンの間でも様々な解釈がされています。

淡々と爽やかに歌い上げる、ボーカルの春川玲子さん。

一体、どんな気持ちを込めていたのでしょうか。

結局どういうことなの?

歌詞の大まかな流れは、色んなプレゼントをくれた彼と別れてしまうというもの。

しかし、この二人の関係性を具体的に描く部分はほとんどありません。

分かるのは、付き合っていた彼には“彼女”がいたことだけ。

どちらから別れを告げたのか、最後のプレゼントは結局何だったのか。

あらゆる可能性から、歌詞の謎を紐解いていきます。

本命彼女がいる二股彼氏からの「プレゼント」?

単純に軽ーくもらっただけ

あなたが私にくれたもの キリンがさかだちしたピアス
あなたが私にくれたもの フラッグチェックのハンチング
あなたが私にくれたもの ユニオンジャックのランニング
あなたが私にくれたもの 丸いレンズのサングラス
あなたが私にくれたもの オレンジ色のハイヒール
あなたが私にくれたもの 白い真珠のネックレス
あなたが私にくれたもの 緑色した細い傘
あなたが私にくれたもの シャガールみたいな青い夜

出典: プレゼント/作詞:破矢ジンタ 作曲:破矢ジンタ

こちらは曲の冒頭。

こんな感じで、ひたすら彼がくれたプレゼントについて歌っています。

定番ものというよりは、わりと個性的なものをくれている印象。

この女の子は、かなりおしゃれにこだわりが強かったのかも・・・。

もしくは、結構ハイセンスな彼だったのかもしれません。

大好きだったけど彼女がいたなんて
大好きだったけど最後のプレゼント
bye bye my sweet darlin さよならしてあげるわ

出典: プレゼント/作詞:破矢ジンタ 作曲:破矢ジンタ

この部分は、唯一感情っぽい言葉が出てくるところ。

単純に読んでみると、「二股をかけられていた?」というように見えますね。

しかもこちら側ではなく、もう一人の相手のことを“彼女”と言っています。

ということは、自分は浮気相手だったということなのか・・・。

また最後のプレゼントは何なのか明かされていません。

彼が最後にくれたものは、一体何だったのでしょうか。

そして「さよならしてあげるわ」というのは、“わたし”の強がりなのでしょうか。

小物グッズに集中した理由

勘ぐられたくなかったから?

確かにこの時期の彼からのプレゼントは小物ばかりです。

ただ主人公のお気に入りのグッズに集中はしています。

しかし、積極的に攻勢をかけている時期のプレゼントとは思えません。

通常、男子は好きになった女性には猪突猛進。

プレゼントも彼女の最高のお気に入りのものをピックアップして贈るでしょう。

それもアニバーサリーを狙って。

彼女の誕生日や何かの記念日は男性にとったら格好のチャンスになりますから。

しかし、歌詞からはそのような情熱は感じられません。

むしろ、仕方なく主人公の女性の機嫌を損なわないようにプレゼントしている気がします。

ものすごく勘繰りたくなる展開なのです。

交際中に他の女性が好きになってしまった

こうなってくると明らかに分かるのは男性の浮気です。

男性は主人公の女性となんとかうまくいくように頑張ったのでしょう。

主人公が気に入るようなおしゃれファッション系に絞ってプレゼントをしたのも頷けます。

何とかして主人公の気をこちらに引きたかったのでしょう。

しかし、それとは裏腹に同時進行で別の女性と交際してしまいました。

女性の恋愛における嗅覚は男性の比ではないということを彼は見落としていたようです。

だから、主人公から「さよなら」というプレゼントをもらってしまったのでしょう。

それは主人公の精一杯の思いやりかもわかりません。

しかし、ピュアな主人公の強がりにも見えてしまうのです。