Mr.Children【Documentary film】歌詞の意味を考察！どんな映像が映される？

生きているからこそ、いつかはその命も終わりを迎える。

枯れてしまうこと、死んでしまうことは、逆説的に生きていることの証拠なのです。

かつて「花-Mémento-Mori-」という楽曲で描いたように、生と死は背中合わせのもの。

いつか枯れて散ってしまうからこそ、精一杯今を生きよう。

そう歌ったように、死を思うことで今がより輝いて感じられるのです。

枯れてしまった花の姿。

それは確かにふたりの心をあたためた命がそこにあったことの証拠です。

そして、ふたりで花を慈しんだ優しい時間があったことの証拠でもあるのです。

僕が紡ぎ続けてきたフィルム。

そこに映るものが最後に明確に描き出されます。

それは君の笑顔であり、幸せな君の姿です。

そして、僕が泣きそうになる理由。

それは何よりも君が愛おしく大切だと感じているからなのです。

命にはいつか終わりが来ます。

僕が先か、君が先かはわからなくとも、いつか互いを失ってひとりになる日が来る。

それは回り続けるフィルムが少しずつ残り時間を減らし、いつかは終わりを迎える姿に似ています。

命というフィルムを回し続けながら、僕は君を見つめつづけます。

そして命のフィルムに君の存在を映し続けるのです。

愛しい笑顔を記憶に残すために。

共に過ごした時間のあいだ、君がくれた幸せを刻み付けるために。

君が愛おしいという想い。

そして君といて幸せだったという感謝。

いつか来る終わりの日に、それを思い返すことができるように。

そして、幸せと感謝を君に伝えることができるように…。

君の幸せな姿を映し続けることで、君へのそんな愛おしい想いを映し出しているのです。

僕が描き続けるフィルム。

そこに刻み付ける映像に映されているのは「君との幸せ」なのです。

楽曲はもちろんのこと、MVも印象的な作品の多いMr.Children。

そんな、MVと合わせて是非チェックしてほしい楽曲の記事をご紹介します。

まずは、映画仕立てのMVとして有名な「くるみ」。

ショートムービーのような物語の描かれた内容が胸に響く一作です。

歌詞に隠された意味と共に読み解きます。

感動するMVとしてこちらも評価の高い「HERO」。

クレイアートで描かれるあたたかい物語がバラードと共に胸を揺さぶります。

込められたメッセージを、歌詞から読み解きます。

NHKの連続テレビ小説主題歌としても話題を集めた「ヒカリノアトリエ」。

こちらは絵と布、そして人の身体を使って描き出されたアート作品のような美しいMVです。

虹を探して旅立つ男の子の「勇気」をめぐる壮大な物語。

その美しいアートワークと共に、是非一度ご覧いただきたい一作です。

他にも人気の高いMVをランキング形式でまとめています。

楽曲はもちろん、MVにも様々な趣向をこらしているMr.Children。

MVも見どころ満載な彼らの作品を、今一度見直してみてはいかがでしょうか。