対ではあるけど・・・
まずは動画をご覧いただけましたか?
キャッチに”対になる”とあります。
どうしてかと申しますと、こちら『意識』は男。
『迷彩』は女の心情を歌っているからなんです。
男と女…。
確かに”対”ですね。
でも本記事で今回ご紹介する『意識』と『迷彩』は対であっても対じゃない。
中身で繋がっているんですね。
椎名林檎は特にこの「シンメトリー」に強くこだわりがあるらしく。
その点についてはすでにOTOKAKEでとても詳しく解説されているので、そちらを参考にしてみてください。
こちらの記事を見れば細かい事は全て分かります♪
迷彩(椎名林檎)のPVに浮雲も出演?!アルバム&PV収録情報♪歌詞の意味を分かりやすく解説 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
2003年に発売された、椎名林檎3枚目のスタジオアルバム「加爾基 精液 栗ノ花」に収録されている「迷彩」。後に東京事変のメンバーとなる浮雲も出演のPV、アルバムの収録情報と併せて、歌詞の意味を解説していきます!
林檎の世界
時代背景は・・・
そんな謎めいた意味を含んだこの『意識』という楽曲。
椎名林檎を歌にしたならまさにこの『意識』『迷彩』の世界そのものが彼女といっても良いでしょう。
なんといいますか、今の流行りのそれでは当然ありません。
例えるなら、時は明治・大正・昭和の初期。
そう、女がやっとスカートを履くようになった時代とでもいいますか。
イメージはシノワズリ。
金華山のソファー。
畳には真っ赤な絨毯。
窓には黄色や緑のステンドグラス…。
分かります?
そんな感じじゃないですか?
彼女はTV出演の際も、ツアーの時もその”スタイル”を絶対に崩しません。
身に付ける衣装や舞台演出など、細部に至るまでです。
同じ女性として見習いたい所ではありますが、アーティストとしてはある意味男前。
”曲げない”という姿勢、好きです。
ちょっと話しはそれますが、顔のホクロ。
あのホクロもいいですよね。
最初のホクロは手術して取ってしまったそうですが…。
後に顎にまたホクロが!
アートメイクだという噂もあったりなかったり…。
『意識』
筆者、専門的な事は苦手なので、いつもの”バイブス”で突っ走っていきたいと思います。
ここから歌詞の解釈に移りたいと思うのですが、皆さんもご存知の通り、椎名林檎の歌詞はとても難解。
ちょっと何言ってるか分からなくてもそこは愛嬌という事で、どうかご勘弁を…。
「嘘ヲ吐クナヨ」
頭が有れば要は簡単に片付いて
子供と呼べば汚されないで済むのさ
僕に少しの光合成 君に似合ふ遺伝子を
ヒトは仕様の無いことが好きなのだらう
「嘘ヲ吐クナヨ」
出典: 意識/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
古語がつらつらと心地よく並びます。
英語の歌詞を和訳するのと同じ様な感覚に陥るのは筆者だけでしょうか。(笑)
古文のお勉強はしましたが、それはあくまで学校での話で。
普段使わないもーん!(泣)
だけど筆者、古典のテストでクラスのトップになった事があるんですよ!
(コレ自慢♡)
いいから早く説明しろ!
…という声、聞こえていますよ。
もう少しおりこうさんだったら
自分がもう少しおりこうさんだったら、こんなに話しはこじれない。
何も分からないふりしてりゃ、そっとしといてもらえるんだろうが…。
しょうがないじゃないか。
人間っていうのは”欲”には負ける。
戯れ合うのが好きなんだから…。
いまさら僕にしょうもない事なんて言ってくれるな。
「ちょいとアンタ…私の事騙さないでおくれよ…。」
多分・・・
泣いたら何だって此の白い手に入りさうで
答へなら純粋だ 惹かれ合つてゐる
こんな風に君を愛する 多分
出典: 意識/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
きっとわがまま言っても君はなんだって言う通りにしてくれるだろ。
軟弱な男性なんですね。
”白い手”で男性の特徴を表現しています。
そんな事いったって僕も君の事は愛してる。
同じ様にね。
多分君に何を要求されても、同じように叶えてあげようと思うんだろ。
確信はないけれど…。
断定はしないんですよね。(笑)
だから所々に”多分”と付け加えられているのでしょう。