究極のバラード!涙が溢れる「ここにあるもの」
シンプルながらも心に届くように歌う平井大
火種となったのは「Stand by me, Stand by you.」です。
恋人たちに支持されているこちらはまっすぐな想いを描いたウェディングソング。
そんな心がほっこりしたり温かくなったりする平井大の楽曲は多くの人々から共感を得ています。
中でも「ここにあるもの」は史上最高に切なくて泣ける究極のバラード。
2020年、2週間ごとにデジタルシングルを14曲リリースすると発表した平井大。
1曲目「Life goes on」からスタートして第12弾となる楽曲が「ここにあるもの」です。
得意のウクレレを持たず、極力シンプルにアレンジされています。
寂しく儚い歌詞の中にも力強さが感じられ、平井大の世界観に吸い込まれていくこと間違いなしです。
大切なものは意外と近くにある
「ここにあるもの」は私たちにとって大切なものは何かを考えさせられる1曲です。
コロナ禍で会えなくなった友だちや家族。
何かがきっかけで別れてしまった恋人。
環境が変わり、思い出が色褪せていく中でも変わらないものはきっとあります。
自分にとって1番大切なものは何か…。
そんなことを考えながら聴いてみてください。
孤独
君のいない日々
移ろう季節 街はきらめく
一人で過ごすには賑やかすぎるけど
そういえば部屋の配置も変えてみたんだ
あの頃よりは少しだけ広くなったよ
出典: ここにあるもの/作詞:EIGO(ONEly Inc.),Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
春は桜、夏は海、秋は紅葉、冬はクリスマス。
そんな季節ごとにあるイベントに合わせて変化する街並み。
以前なら君と一緒に歩いては次の約束をしたり楽しく過ごしたりしていました。
しかし今は自分の隣には誰もいません。
あんなに輝かしく見えていた街並みも、1人だと孤独感が増すだけです。
君がいないだけでいつもの街並みが一変。
過ぎていく季節の中、自分だけがまだ取り残されているような感覚になります。
寂しい気持ち
輝く街並みを見ては、1人になったという現実を突きつけられるように感じる曲の中の主人公。
もちろん家に帰っても寂しい気持ちは消えません。
君と一緒に過ごした日々を思い出してしまうのです。
決して広いとはいえない部屋に2人でいた時間。
あの頃は「狭いね」なんて言い合って笑っていたのかもしれません。
君がいなくなった今、この部屋は少し広くなったように感じます。
今日あったことを話す相手もいなければ、一緒にご飯を食べる相手もいない。
君と出会うまではそれが当たり前だったのに、温もりを知ってしまったからでしょう。
君のいないこの部屋は主人公をより一層寂しい気持ちにさせるのです。
存在の大きさ
キミがいないと何も出来ないボクじゃもうないけど
やっぱり何かが足りないみたいだ
出典: ここにあるもの/作詞:EIGO(ONEly Inc.),Dai Hirai 作曲:Dai Hirai
以前まで君に頼りっきりだった主人公。
それこそ自分1人では何もできないというほどでした。
君がいなくなってからは、今まで甘えていたことを1人でこなしています。
助けてくれる人がいない今、自分のことは自分でする。
1人で生きていけるくらいまでできるようになりました。
君と出会う前の生活に戻ったのです。
しかし何かが足りない…。
一緒にいたときにはわからなかったけれど、主人公にとって君の存在はとても大きなものでした。
失って初めて気づいたこの気持ち。
離れたことを後悔しているのかもしれません。