嵐【still…】はカップリングの名曲
2007年9月5日、20作目のシングルである「Hapiness」のカップリング曲としてリリースされた「still…」。
嵐ファンから「カップリングの名曲」と評され、大きな話題を呼びました。
作詞は作曲も手掛けた多田慎也と、嵐のメンバーである櫻井翔です。
TBS系「ひみつの嵐ちゃん」の最終回や、フジテレビ「まごまご嵐」のED曲にも採用さました。
名曲といわれた【still…】の魅力について、改めて考えていきます。
【still…】に込められた歌詞の意味を徹底考察
2012~2013年に開催された「アラフェス」の人気楽曲投票を覚えていますか?
カップリング部門2年連続1位を取得したのがこの【still…】でした。
楽曲の良さはもちろんのこと、櫻井翔のラップ詞が大変好評です。
活動休止を発表してから改めて注目されるようになった理由が、櫻井翔のラップ詞にあります。
別れを前にして再会を願いながらそれぞれの道を歩き出す。
そんな内容が活動休止を前にした嵐の5人と重なっている、との声が数多くありました。
「旅立ち」と「始まり」が曲全体のテーマ
【still…】に出てくる登場人物は「君」と「僕」です。
お互いに別々の道へ旅立つことを決め、夢に向かって新たな一歩を踏み出していく2人。
別れはとても辛いことで、別れた後もお互いに想いは消えません。
でも「君」と「僕」は、きっといつか笑って再会できる日が来ることを信じ、前を向いています。
それは、2人が共に過ごした事実が消えるわけではないと知っているから。
当たり前に思えていた日々こそかけがえのないものだと気づいたからです。
誰もが体験する2つのテーマを取り上げることで、嵐の幅広い年齢層のファンから多くの共感を呼びました。
捉え方は聴く人によって様々
【still…】は恋愛・友人・嵐メンバーの主に3つの視点から捉えている人が多いです。
恋愛視点では、彼女の夢を応援するため本心に逆らって別れることを決断した主人公の視点。
お互いに新しい一歩を踏み出していつか笑って再会しよう、といった風になります。
友人視点では、夢をもって海外に旅立つ友人に対しての視点です。
離れ離れになる寂しさはあるけれど、再会を信じてお互いに夢に向かって歩き出そう。
そんな櫻井翔の想いが反映されていました。
そして活動休止を発表した2019年。
改めて曲を聴いたときに、3つ目の視点として嵐メンバーをイメージしたファンが続出したのです。
ファンの心に響いた歌詞をピックアップ
ファンの心に響いた【still…】の歌詞から、特に好評だった部分をピックアップしました。
ファンの中には、歌詞の意味をそれぞれで解釈して公開している方もいます。
歌詞と照らし合わせながら読んでいくと、より曲に込められた奥深さが味わえるのでおすすめです。
【still…】をまた違った一面から見れる機会になるでしょう。
共感できる部分が多いと、曲への思い入れが自然と強くなるものです。
歌詞をより深く、言葉にされていない部分まで探ってみましょう。
必ずまた会える
ずっと繋いできたその手は嘘じゃないから
出典: Still.../作詞:多田慎也,櫻井翔 作曲:多田慎也
この言葉から、距離は離れていてもそばにいる、という気持ちが伝わってきますね。
ただ別れを悲しむのではなく、再出発であり、再会を信じている前向きな意味があるのです。
恋人に対しても友人に対しても、両方の捉え方ができるようになっていますね。
そして何より、今までずっと支え合ってきた嵐のメンバーに対してのイメージがぴったりと当てはまります。
そしてこれが前向きになれるとファンの間で話題になっていました。
前向きな出発
これは別れではない 出会いたちとのまた新たな始まり
出典: Still.../作詞:多田慎也,櫻井翔 作曲:多田慎也