七尾旅人【サーカスナイト】歌詞の意味を解釈！なぜ“今夜だけ”なのか？ピエロが意味するものについて迫る

【サーカスナイト】は2012年8月8日に発売されたアルバム「リトルメロディ」の中に収録されたのが初出です。

その後、同年11月14日にシングルカットされシングルCDとしても発売されています。

アルバムが発売されて僅か3ヶ月でシングルカットされていますから、ファンから余程反響があったのでしょう。

実際に今現在でも七尾旅人のライブでは鉄板曲ですし、人気も非常に熱いです。

本曲は2019年に恋愛リアリティドラマ「テラスハウス」の中で出演者の1人が弾き語りをした事でも注目を浴びました。

歌詞の内容が非常にロマンチックなので、恋愛リアリティドラマというシチュエーションに上手くハマったのでしょうね。

これまで特にタイアップなどもなく地道に知名度を上げて来た【サーカスナイト】はここに来て一気に知名度を上げました。

インスタグラムなどでもチラホラと弾き語りを投稿している人を見かけるほどになりましたね。

この様に恋人に捧げる曲として定番化しつつある【サーカスナイト】。

歌詞の意味はどの様なものなのでしょうか？徹底解説していきたいと思います！

Aメロの歌い出しから物語は佳境を迎えている様ですね。

主人公が女性にキスを贈ろうとしているシーンから語られています。

それも軽い気持ちなどでは一切ありません。

主人公は1度のキスで人生を変えてしまいたいと思うほどの強い覚悟を持っていますね。

本当に真剣な気持ちで持って彼女と向かい合っているようです。

ですがなぜか1歩踏み切れないでいる様子が窺えます。

何かそう出来ない事情があるのでしょうか？気になりますね。

2人っきりの空間にいるのでしょうか？

女性側の感想は分かりませんが、少なくとも主人公は大きな幸せを感じているようです。

きっと彼女と一緒に居られるという事が何物にも変え難いのでしょうね。

しかしこの場所を「楽園ではないけれど」と言っているあたりも、何やら歯切れの悪い感じがします。

先ほども1歩踏み出せないような様子を見せていた主人公。

ここでも何やら事情のありそうな素振りを見せていますね。

「魔法が解ける」と聞いて皆さんは何を連想するでしょうか？

恐らく多くの方が「シンデレラ」を連想するのではないかなと思います。

シンデレラは夜の12時を超えると魔法が解けてしまいますよね。

美しいドレスはボロボロの服に戻り、立派な馬車はネズミとかぼちゃに変わってしまうのです。

歌詞の中でも全く同じ状態とは言わずとも、シンデレラと同じ状況が作られていたのではないかと推測出来ます。

つまり、彼女側にずっと主人公と一緒に居る事が出来ない何かしらの理由があるのです。

その事を主人公は「魔法が解ける」と表現しているのですね。

魔法が解けてしまう前に彼女にキスが出来たなら…。

そんな思いを抱えながら刻一刻と時間は過ぎていく。

想いを実行できないまま、歯痒い気持ちを燻らせる主人公の心が上手く描写された1コマですね。

焦りの気持ちから出た言葉達に誘われるまま、2人の時間はいたずらに過ぎていくのでしょうか。