ABBA【ダンシング・クイーン】歌詞の意味を和訳して解説！女の子の背中を押す歌詞で踊りたくなっちゃう

この曲を更に深読みしてみると、歌詞に登場する「あなた」は自分のことではないでしょうか。

自分への応援歌として捉えることも出来るのです。

自分が内気で引っ込み思案の女の子だったら…。

冴えない女の子で自分を変えたいと願っていたら、この曲はそんな自分を鼓舞する曲となるはずです。

上記の歌い出しも、また違って聴こえてきます。

これまで閉じこもっていた自分の殻を捨てて踊ろう、ともう一人の自分が誘っています。

あなた（自分）はもっとはじけることが出来るはず。

周りを気にすることはないし、優等生になっている必要はないといっているようです。

自分に対して、もっと人生を楽しもうといっているのでしょう。

ここで見てといわれている女の子は、もしかしたら周囲から少し浮いている女の子なのかもしれません。

でも彼女は自分の好きなように生きて踊っているのでしょう。

だからこそ輝いているのです。

ダンシングクイーンは、見た目が綺麗な女の子というだけではありません。

自分に自信があって輝いている女の子です。

あなた（自分）も自信をもって、ダンスフロアの真ん中に行きなさい、と背中を押しているように聴こえます。

彼女は優等生タイプの女の子なのでしょう。

臆病な所があり、夜の街へ繰り出したことがないのかもしれません。

でも心の奥では冒険したいと思っています。

少しくらい夜遊びしてもいいじゃない、という囁きが聴こえてきそうです。

文字通り訳せば、ぴったりの音楽がある場所ですが、自分が楽しく生きることが出来る場所とも解釈出来ます。

我慢せずに、心に素直にはじけることが出来る場所です。

週末はこれまでの優等生を脱ぎ捨てて、思い切り楽しもうと自分を誘っているのでしょう。

今のままでは、とても男性が振り返ってくれません。

けれどあなた（自分）ならきっと魅力的な女の子になれる…。

男性が追いかけたくなるほどの魅力的な女の子こそが、ダンシングクイーンです。

歌詞の中で歌われていることは自分から男性を探しに行く女の子です。

この曲がヒットした時代はまさに、女性が社会へと進出し女性の権利が認められていった時代といえます。

時代背景を考えると女性の強さを感じさせる曲であり、世界中の女性に元気を与えた歌でもあるのです。

男性を弄ぶかのような歌詞も、女性が先に立って歩くような強さを感じます。

17歳という若さを武器にもっと「時代」を楽しもう、と歌っているのです。

先程も記したように、この歌詞は男性を試す挑発的な歌詞に取れます。

しかし、観方を変えると少し背伸びしているようにも聴き取れます。

自分なら男性を振り向かせ、本気になったらサッと消える…。

それくらいのことは出来るのよ、といっています。

まさに高嶺の花の姿です。

17歳の自分は普段そんな大胆なことは出来ません。

でも金曜の夜だけ、ダンシングクイーンになった自分なら大胆なことが出来るのです。

自分への応援歌という解釈も出来る本曲。

聴く者に元気と笑顔を与えてくれる曲なのはいうまでもありません。