個性的なアーティスト、相対性理論
相対性理論は、2006年9月より活動をスタートしたアーティスト。
ボーカルのやくしまるえつこを中心とし、バンド形式の楽曲を制作、リリースしています。
一見するとバンド型のアーティストですが、ギターやベースなどのボーカル以外を担当するメンバーは他のバンドも兼務しており、音楽プロジェクトとしての活動が中心です。
相対性理論のサウンドはポップ・ロックを中心にしており、そこにシンセサイザーなどの電子音楽を組み込んで実験的な音を造り出しています。
更に相対性理論は、活動開始以来インディーズレーベルに所属しているのも特徴的。
現在までインディーズのアーティストとして、京都に場を置きつつ活動しています。
公式のYoutubeチャンネルではシングルナンバーのPVはもちろん、ライブ模様や相対性理論にかかわる情報をこまめにアップ。
一般的なアーティストとはまた違った、自由なスタイルの活動を行っています。
多才なクリエーター、やくしまるえつこ
相対性理論の活動で特筆したいのは、ボーカルやくしまるえつこの存在です。
相対性理論自体、彼女を中心としているところもあり、独特の個性で異彩を放っているのが特徴的。
やくしまるえつことしての活動は相対性理論でのボーカルが中心ですが、イラスト制作からナレーションなどの声の仕事、CM音楽も手掛けます。
更に『ティカ・α』名義で作詞・作曲も手がけるやくしまるえつこは、マルチクリエーターとして多才ぶりを見せています。
相対性理論のライブがすごい訳
そのバンドネーミングからも個性が見える、相対性理論。
彼らが創り出すライブステージもネーミング以上の個性を放ち、圧倒的なパフォーマンスで観客を楽しませてくれます。
そんな音楽界の異端児とも呼べる、相対性理論のライブがすごい訳をまとめていきます。
独特なライブタイトル
相対性理論のライブは、そのネーミングからも個性が伝わってきます。
彼らのライブタイトルは基本的に漢字2~3文字から成り、1~3までのナンバリングをつけてシリーズ化。
ライブタイトルは主に、『立式』や『位相』など数学や化学で使われる言葉を用いており、相対性理論らしいネーミングセンスがうかがえます。
2017年のライブは『証明』と題して、常に新しい形のライブスタイルを模索しています。
独創的な衣装デザイン
相対性理論のライブでは衣装にも注目です。
コンセプトはライブによってさまざまですが2017年のライブ『証明Ⅱ』『証明Ⅲ』では、
日本のファッションブランド『SINA SUIEN(シナ スイエン)』デザイナー有本ゆみこの衣装を着用してパフォーマンスを行いました。
有本ゆみこのデザインは刺繍をふんだんに取り入れたのが特徴的で、やくしまるえつこの衣装にも鶴や花といった日本を連想させる刺繍が印象的でした。
相対性理論のライブは毎回衣装の独創性が高いため、パフォーマンス性能を盛り上げる一端を担っています。
最新の機材で行う斬新なパフォーマンス
相対性理論のライブが魅力的なのは、パフォーマンスにもあります。
中でも印象的なのが2014年のライブにて行った、オキュラスリフトを活用したパフォーマンスです。
オキュラスリフトとはヘッドセットタイプのディスプレイのことで、ライブ用に独自で開発したものを使い映像を操作しながらパフォーマンスを行っていました。
他にも相対性理論ならではの、新しい切り口のサウンドに無声映画を流し、今と昔を一つのステージで融合させた演出も試みています。
相対性理論のライブをチェック
相対性理論の単独ライブは2008年から現在まで、年2~3回コンスタントに開催しています。
その中で2017年に開催された、『証明II』『証明III』のライブの様子をまとめていきます。