増田俊樹【風にふかれて】MV解説！イケメン声優の撮影風景？ジャジーなサウンドとイケボに酔いしれよう

歌詞では主人公は追憶の扉を開き、消し去ることの出来ない彼女との思い出の数々に翻弄されているようです。

それでもうまく笑みを見せきれていないMVの増田さんの表情が、主人公の心情を映し出しているように思えます。

ところどころ映し出されるピアノやギター、ドラムが何ともクール。

歌詞そのものは悲しげでMVも白黒のノスタルジックな印象ですが、楽器を見せることで暗くなり過ぎません。

メロディからしても、主人公は完全に絶望しているわけではないことが分かります。

MVは歌詞の内容を直接表現してはいません。

しかしところどころ見える画面の要素から、主人公の気持ちを読み取れるようになっているようです。

YouTubeに公開されているMVは1コーラスのみのショートバージョンです。

フルMVはネットで公開されておらず、「This One」の初回限定盤に付属したDVDに収録されています。

「どうしてもフルで見たい！」という人は、初回限定盤を購入する必要があるということですね。

2コーラス目からは増田さんがギターを抱えて仲間とバンドをしているようです。

ショートMVはほとんどフォトセッションのシーンだったので、場面ががらりと変わることも予想されます。

どんな展開になるのか、是非製品版で楽しみましょう！

この「風にふかれて」のMVは、表情や色彩から歌詞の世界観を映し出していました。

しかしこの演出は、単に歌詞の意味を表しているだけではないように感じられます。

この曲の作詞作曲を手掛けたのは「SETSUNA SPIRAL」の希瀬さんです。　

彼は過去にメジャーデビューを果たす予定でした。

相方のバンド仲間の病死によって心的ダメージを受け、一時音楽から遠ざかっていたのです。

その６年後に「風にふかれて」のレコーディングに参加しました。

「風にふかれて」は単に失恋の歌ではなく、様々な希瀬さん自身の想いが込められていることに気付かされます。

それが形を変え、寄せては返す波のようにリスナーの心に浸み込んでくるのでしょう。

MVの白黒演出や増田さんの暗い表情は、希瀬さんの心情でもあったのかもしれません。

「風にふかれて」は歌詞もMVも、希瀬さんの気持ちが込められている曲のように感じられます。

相方の死によって、希瀬さんが受けたダメージは私たち他人には計り知れません。

本当の気持ちはご本人にしか分からないでしょう。

そんな意味で「風にふかれて」のMVは、単に男女間の恋愛模様をあぶり出した失恋ストーリーをも軽く超えています。

心の苦悩や魂の叫びなどがギュッと圧縮され、詰め込まれている珠玉の一品と呼べるでしょう。

「風にふかれて」のMVについて解説しました。

切ないけれど明るい未来を感じさせる、美しい世界観を映し出した曲です。

MVの中心となっているフォトセッションのスタジオは、一般の人からするとあまり身近ではありません。

あの場所は、モデルや芸能人が雑誌に載せる写真を撮るために使われるイメージではないでしょうか。

しかしそのような馴染みのない場所を舞台にすることで、増田さんの魅力が増しているように感じられます。

今や人気声優さんはアイドルと同じような存在として扱われることが多いです。

そのためディスプレイに表示される増田さんの画像は、一種のファンサービスのようにも思えます。

声優として、そしてアーティストとしても活動する増田さんの活躍には目が離せませんね。

そしてこのMVと歌詞に隠されているとすら感じられる、希瀬さんの思いも染み出していることでしょう。

増田さんといえば声優さんという印象が強い人もいるでしょう。

様々なキャラクターを演じている増田さんですが、声優として参加した楽曲も存在します。

それがこちらの「MEMORiES MELODiES」です。

「アイドリッシュセブン」という男性アイドルをテーマにしたスマートフォンゲームの楽曲。

その中で増田さんはメインキャラクターの一人・和泉一織役を演じています。

「風にふかれて」とは全く違う増田さんの声が聴けそうですね！

「アイドリッシュセブン」の声優さんは、増田さん以外にも超豪華声優陣が揃っています。